レアルマドリード医療アドバイザーの視察
6月27日、レアル・マドリードのチーフメディカルアドバイザーであるニコ・ミヒッチ氏が、当社を訪問しました。この視察には、SDN COO でアジア地域代表の山田早輝子氏やハーバード大学医学部の教授、アレン・ユギノビッチ氏など、名だたる専門家たちも同行し、充実した時間となりました。
健康とスポーツ医学の最前線
26日に開催されたカンファレンスでは、世界のスポーツ医学の専門家たちが集まり、健康促進に関する多様な視点から講演が行われました。この中で、当社の代表である長谷享治は「素材で世界を変える~ヘルスケ産業と海外連携~」をテーマに、自社の講演を行いました。
長谷氏は、日本の繊維産業が直面する現代的な課題、特にファストファッションが抱える環境問題について詳細に説明しました。そして、日本の産業が持つ強みを生かした事例を挙げながら、当社の特許技術である「光電子®」素材を紹介しました。この技術は、遠赤外線効果を利用することで人間の健康に寄与することを目的に開発されました。
共同研究の開始
さらに、昨年7月にスタートしたNext Brandersの桑原社長とアレン・ユギノビッチ氏、そして長谷虎紡績との共同研究についても触れました。この共同プロジェクトでは、超長綿と光電子®を融合させ、睡眠に最適化された素材の開発を目指しています。この取り組みは、今後のヘルスケア業界における革新の一端を担うと期待されています。
来場者の関心
同日、会場内では企業や大学などからの医療、健康、食品に焦点を当てた取り組みが展示されており、長谷虎紡績のブースも設けられました。多くの来場者が「光電子®」や同社製品に興味を示しており、当社の技術とその可能性に対する関心が高まっています。
SDN(スポーツドクターズネットワーク)とは
SDNは、ニコ・ミヒッチ氏をCEOとし、国やスポーツの枠を超えて、世界中のトップドクターたちが集まるネットワークです。選手ケアを最適化することを目指し、2024年10月8日にスペインで設立される予定です。このような国際的なつながりは、今後のスポーツ医学において重要な役割を果たすでしょう。
まとめ
ニコ・ミヒッチ氏の訪問は、当社の取り組みが国際的にも認識されていることを示しています。ヘルスケア産業の未来を切り開く技術を持つ長谷虎グループは、これからも地道に研究を重ね、世界へ向けた展開を続けていきます。健康とスポーツ医学の融合がもたらす可能性に期待が寄せられる中、私たちも新たな挑戦を続けます。