現代のストレス社会に挑む！第3回TOKYOぼーっとする大会が渋谷で開催

第3回TOKYOぼーっとする大会が渋谷で開催

2023年11月に日本で初めての『第3回TOKYOぼーっとする大会』が、渋谷のMIYASHITA PARKで開催されます。このユニークなイベントは、Z世代を対象にしたもので、情報過多の現代社会で自分を見つめ直す時間をもたらすことを目的としています。

ぼーっとする大会とは？

2014年に始まったこの大会は、韓国を含む7か国で開催されてきましたが、日本初となる今回は特に注目されています。「何もしない」を競うこの大会では、参加者は90分間ただ静かにぼーっと過ごすという斬新なスタイルを採用しています。笑ったりスマホを使ったりすると減点されるため、参加者は本当に自分と向き合うことが求められます。

競技内容と選考方法

競技はシンプルですが、その中に深い意味があります。観客は選考の一環として、参加者の「ぼーっとしている姿」を投票によって評価します。また、心拍数の計測も行われ、リラックス具合が評価ポイントとなります。このような方法で、「何もしない」の価値を視覚的かつ数値的に示します。

大会のテーマと新たな試み

今回の大会のテーマは『情報に左右される時代に、“何もしない”という選択が自分らしさを取り戻す鍵となる』です。SNSやAIがあふれる中で、自分の声を見失うことが多い若者たちにとって、本大会は自己再発見の貴重な場となることでしょう。

加えて、今回は年齢制限が設けられており、10代と20代のみが参加可能です。これにより、彼らが「ぼーっとする」ことの大切さを実感し、その体験をSNSを通じて広めることを期待しています。

主催者の思い

この大会を主催する株式会社VISのCEO、古井敬人氏は「何もしないことを文化として普及させたい」と語ります。ストレス社会の中で、自分自身と向き合う時間の重要性を広く伝える呼びかけとして、ぼーっとすることがいかに価値のある行為であるかを示しています。

特別イベント『ぼーっとNight』

大会の後には『ぼーっとNight』というナイトイベントも予定されています。このイベントでは、YEARの認可を受けたONE WORLDとのコラボレーションで幻想的なプロジェクションマッピングがMIYASHITA PARKの芝生で展開され、静寂の中で特別な時間を楽しむことができます。デジタル社会の代表的な地点である渋谷で、光と音が溶け合う空間を体験できる機会です。

まとめ

『第3回TOKYOぼーっとする大会』は、ただ何もしないという行為を通じて自分に向き合う貴重な体験を提供するイベントです。Z世代が心の余白を取り戻し、その意義を社会に伝える場として、非常に意義深い取り組みとなることでしょう。自分を見つめ直したい方、現代社会の喧騒から一歩引いて“ぼーっと”する時間を楽しみたい方は、ぜひ参加を検討してみてください。