天王寺楽所雅亮会、海外公演に向けたクラウドファンディング始動！

天王寺楽所雅亮会、海外公演に挑戦！

天王寺楽所雅亮会が2008年以来の海外公演を目指し、クラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、カナダとアメリカの大学からの招へいに基づいており、目標金額は100万円です。支援金は主に楽器装束の運送費に充てられ、募集期間は令和7年6月25日までとなっています。

海外公演の背景

天王寺楽所雅亮会は、文化庁の助成を受けつつも、自ら資金調達を行う必要があります。特に演奏者の渡航費や宿泊費ではなく、楽器の輸送にかかるコストが問題となっています。打楽器や絃楽器の輸送には頑丈なケースが必要であり、その結果、運搬費用は非常に高額になります。また楽器自体も高価なため、保険料も大きな負担になります。

プロジェクトの詳細

本プロジェクトは、トロント大学及びカリフォルニア大学での公演に向けたもので、実施に際しては約15～18名の演者が必要です。まず、9月下旬に1週間のレクチャーデモンストレーション及び公演を予定しており、参加者はこの素晴らしい舞楽を通じて、日本の文化と歴史の豊かさを体感します。

支援者へのリターン

支援者には、今後開催予定の雅楽公演会へのチケットや、四天王寺の鼉太鼓をデザインしたオリジナルのアクリルキーホルダーがプレゼントされます。今年の公演会では、新たにナビゲーターとして落語家の桂吉坊氏が登場し、特別ゲストとして元宝塚歌劇団の北翔海莉氏の参加が予定されています。これにより、より多くの方々に雅楽の魅力を伝えることができるチャンスです。