杉良太郎が語る健康の大切さ、寄席での心温まるエピソード

2025年4月15日、厚生労働省の特別健康対策監を務める杉良太郎氏が、「第四回杉友寄席」を開催しました。この催しは、健康作りと肝炎対策の広報を目的にした「健康一番プロジェクト」の一環として行われています。杉氏はこのプロジェクトの一部として、二ツ目落語家の応援を兼ねた寄席を自宅で続けている伝統的なイベントです。

この寄席では、杉氏が自身の健康にまつわる体験を語りながら、聴衆に健康意識を高めるよう訴えかけました。彼は2025年3月にベトナムを訪れた際、中々過酷な状況に置かれ、急性胃腸炎で入院したことを笑いを交えて語りました。滞在地のイエンバイ省はハノイから車で片道4時間というアクセスが難しい場所で、ホテルの施設も整っておらず、自らの免疫が低下していた中で体調を崩してしまったとのことです。

「皆さんも、若いころは何でも食べられていたけれど、年を重ねるにつれて体が受け付けなくなることがあります。いつまでも自分は元気でいると思わないで、次は自分かもしれないという意識を持っていただきたい」と杉氏は語り、特に年齢と共に気をつけるべきポイントについて述べました。

寄席の途中、彼は医者から「熱が39度5分出て、帰国は無理かもしれない」と告げられたエピソードも披露し、病院スタッフのおかげで無事に帰国できたことを感謝しました。この語りに、会場は笑いに包まれました。杉氏は「このような状況で特別健康対策監が熱で入国できなかったら、どうなるでしょうね？」と続けると、再度会場は盛り上がりました。

また、終演後には記者から「体調」について尋ねられ、「体調は小隊長ぐらいです！」とユーモアを交えながら「年を重ねると治りが遅くなるので、健康管理が大切です」と真面目に返答しました。

さらに杉氏は「一番気をつけてほしいのはお酒の飲みすぎです。最近はアルコール性の肝炎や脂肪肝が増えており、肝がんなどになってしまう前に自分自身の意識で気をつけるべきだと思います。お酒は水ではありませんから、がぶがぶ飲むのではなく、楽しむようにしてほしい」と強く訴えました。

イベントの詳細

- ### 催事名：第四回杉友寄席
- ### 日時：2025年4月15日(火) 18:00〜20:15
- ### 開催場所：日本製鉄紀尾井小ホール
- ### 出席者一覧：

- 杉良太郎（厚生労働省特別健康対策監、警察庁特別防犯対策監）
- 伍代夏子（警察庁特別防犯支援官）
- 吉原朝馬（警察庁特別防犯支援官、落語家）
- AKB48 伊藤百花（警察庁特別防犯支援官）
- 落語家：橘家圓太郎、金原亭馬久、桃月庵こはく、柳家小春

この寄席を通じて、杉良太郎氏が伝えたかった健康意識の重要性が多くの人々の心に響いたことでしょう。自分自身の体をいたわり、健康を意識することが今後ますます重要になっていくでしょう。