循環型ファッション『ふくとく。』の新しい試み
近年、ファッション業界は持続可能性の重要性が叫ばれています。そんな中、学生による新たな試み「ふくとく。」が始まりました。この事業は株式会社ディープサンクスが手がけ、ファッションの廃棄問題を根本から改善することを目指しています。
循環型ファッションの必要性
現在、日本では毎年約5,000万着もの新品未着用衣料が廃棄されています。これにより、CO2が大量に排出され、環境への影響が深刻な問題となっています。また、大学生の経済状況は厳しく、物価の高騰により衣料品への支出も減少しています。そんな困難な状況下において、「ふくとく。」は学生と企業をつなぐ役割を果たします。
福と徳を結ぶ『ふくとく。』のコンセプト
『ふくとく。』は、衣服が「福」となり、お得や得意を社会に還元する「徳」という理念のもとにデザインされています。この取り組みは「回収 → 循環 → 創造 → 還元」の流れを基にしており、持続可能な社会を実現するための仕組みを提供します。
『ふくとくマーケット。』の現場
大学キャンパス内で行われる「ふくとくマーケット。」は、アパレルブランドとのコラボレーションにより、廃棄予備軍となっている衣料を手頃な価格で提供します。このクローズマーケットでは、ブランド価値を守りつつ学生の生活を支える役割も果たしています。
衣料品のリユースと全国規模の循環
「ふくとくボックス。」では、衣料品が回収され、リユースやリサイクル、アップサイクルが行われます。大学内で完結する循環をネットワーク化することで、全国の大学間での衣料品循環が可能になります。これにより、地域ごとのリユース品が新たな価値を持つことになります。
学生によるアップサイクル『Lab 29-109』
回収された衣料品は、服飾系の学生によってアップサイクルされ、新たなブランド「Lab 29-109」となります。このプロセスは単なる再利用ではなく、学生の創造力を活かし、新たな価値を生み出すことを目指しています。『ふくとく。』は、その発表や販売の場としても機能し、学生に実践的な経験を提供します。
循環の可視化『ふくトークン。』
このプロジェクトでは、活動を通じて得られる「ふくトークン。」が貯まります。このトークンは社会貢献団体への寄付に変換され、行動が直接社会課題の解決につながる仕組みを構築しています。
将来的な展望と取り組み
『ふくとく。』はすでに近畿大学や武庫川女子大学で成功を果たし、今後は関西大学や京都産業大学、京都橘大学での開催が予定されています。また、2026年にはオンラインでの展開やLINEとの連動を通じて、全国の大学生がアクセスできるプラットフォームを提供する構想があります。
共創の力
この事業は単なるサービスではなく、社会の価値観を変える一手です。「衣料品の循環に関与し、社会課題に目を向け、誰かのために行動する」ことが当たり前になる社会の実現を目指しています。私たちの手で、徳の循環を育て、未来を変えていきましょう。アパレル業界と教育機関の共創が、社会を変革する力になります。私たちとともに、新たな循環型社会の実現を目指しましょう。