香川ヒノキの香りを暮らしに取り入れる新たな提案

最近、香川県高松市にある株式会社旺建は、香川県産のヒノキから抽出したエッセンシャルオイルを使った新しいアロマブランド「hinoki/kagawa」を発表しました。この商品は、厳しい環境に育つ香川ヒノキの根株から手作業で丁寧に抽出されたものです。オンラインストアでの販売も開始され、誰でもその豊かな香りを手に入れることができるようになりました。

香川ヒノキの特異な成長環境

香川ヒノキは、その成長環境において、四季折々の自然の恵みを受けながらスクスクと育ちます。太陽光や雨風が根に与えるエネルギーが、この美しい木材を豊かな香りのエッセンスへと変えていくのです。特に、根株から精油を抽出する過程は、簡単なものではありません。洗浄された根をチップに切り、水蒸気蒸留法を用いてじっくりと時間をかけて香りを引き出します。この手間暇かけた作業を経て、生まれるのが100%自然由来のエッセンシャルオイルです。

心身を癒す香りによるリラックス効果

「hinoki/kagawa」が提供する香りには、リラックス効果があることが証明されています。特にその芳香成分、α-ピネンは、心身を和らげ、疲労を和らげ、安眠を促す効果が期待できます。このような自然の恵みを取り入れたアイテムは日々のストレスを軽減し、心を穏やかにしてくれるでしょう。

九州大学との共同研究

このブランドの立ち上げは、九州大学との共同研究の成果でもあります。香川ヒノキの特性を活かした研究が進められ、その成果として2023年に香川県と「香川ヒノキのブランド化および利用促進に関する協定」を結びました。このような公式な協力関係は、ヒノキの持つ効能の広がりを確かなものにし、さらに多くの人々にその価値を伝えています。