スティーヴ・ライヒ生誕90周年記念の音楽祭、進化する《STEVE REICH PROJECT》
現代音楽界の巨星、スティーヴ・ライヒの功績を称えるプロジェクト《STEVE REICH PROJECT》が、2025年にさらなる進化を遂げて戻ってきます。このプロジェクトは、ライヒ生誕90周年に合わせた特別な公演を目指し、世界的な打楽器奏者である加藤訓子が自らの手でプロデュースを行います。彼女が率いる若手奏者たちとのコラボレーションを通じ、ライヒ音楽の本質に触れ、その魅力を多様な形で伝えるコンサートが展開されます。
公演プログラムの詳細
2024年に話題を集めた《STEVE REICH PROJECT》ですが、2025年の公演内容はさらに充実。プログラムにはミニマルミュージックの名作「Drumming」や「Counterpoint」に加え、新たに編成された貴重な作品も含まれています。これにより、現代音楽の最新の姿を示しながら、スティーヴ・ライヒの音楽の深淵へと迫ります。音楽のリズムが重なる様子は、まるで波のように心を揺さぶるでしょう。
加藤訓子と若手打楽器奏者の挑戦
加藤訓子は、若手打楽器奏者たちと共に舞台に立ち、ライヒ音楽を新しい形で届ける挑戦をします。彼女の指導のもとで、若い才能たちが持つリズム感や創造性が融合し、観客に新鮮な体験を提供します。
公演情報
- - 5月31日(土) 神奈川県立音楽堂(横浜)14:00 & 17:00 「Music for Mallets」&「Drumming」
- - 6月20日(金) メニコンシアターAoi(名古屋) 19:00 「Quartet」
- - 6月21日(土) 青山音楽記念館バロックザール(京都) 15:00 「Quartet」
- - 10月22日(水) サントリーホール・ブルーローズ(東京) 19:00 「kuniko plays reich II」
公演には、加藤訓子をはじめとする精鋭の演者たちが参加し、リズムに満ちた体験をお届けします。出演者の中には、細野幸一や篠崎陽子、古屋千尋といった実力派打楽器奏者の名前も見られ、音楽の奥深さと広がりを感じることができます。
ライヒの音楽と現代音楽の交錯
特に、彼の作品「DRUMMING」は、打楽器によるリズムの重なり合いがもたらす感動を体現しています。加藤訓子のコンサートでは、このような作品を通じてライヒの音楽が持つ力を再確認できます。現代音楽の現在地を示すこのプロジェクトを、ぜひお見逃しなく。
2026年にはライヒの生誕90周年を迎えます。その節目にふさわしい、記念すべき公演が待ち遠しいですね。加藤訓子と若手打楽器奏者たちによる渾身のパフォーマンスが、あなたを新たな音楽の世界へと導くことでしょう。