北川村の名産「ゆず」を使用したハンドクリームが登場!
高知県北川村の小中学生と株式会社ウテナが共同開発したハンドクリーム「ユトワ ハンドクリームB」が、2025年11月4日に全国のウエルシアグループに向けて発売されます。この商品は、地域の特産品であるゆずを全国に広めるための取り組みとして生まれました。この地域では江戸時代から続く歴史的なゆずの名産地として知られていますが、高齢化や人手不足、過疎化の影響を受けて、多くの課題を抱えています。
ウテナとウエルシアは、2022年からこの地域の学生たちとともにゆずを使った商品の開発に力を入れてきました。今年も公営探究塾に参加する地元の子どもたちと共に商品の企画から販売までを手掛けることとなりました。子どもたちはマーケティングや販促の授業を受け、実際の製品化に向けた学びを得ながら、地域の誇りであるゆずを通じて自分たちの村を広めるという目標を掲げています。
ゆずを使ったハンドクリームの特長
新しく発売されるハンドクリームには、北川村の特産品「ゆず」の種から抽出したユズ種子油とユズ果皮油が使用されています。これらの成分は保湿力に優れ、乾燥しがちな肌をしっかりケアします。そのため、仕事や家事の合間にしっかりと手肌を保湿したい方にぴったりのアイテムです。また、今回はナイアシンアミドや加水分解ヒアルロン酸など、多様な保湿成分を配合しており、こっくりとしたリッチな使用感を実現しています。
さらに、香りも特徴的で、使うたびに爽やかなゆずの香りが広がり、心地よいリフレッシュ感をもたらします。子どもたちが心を込めて作り上げたパッケージデザインも見逃せません。「どんなデザインが多くの人に手に取ってもらえるか」という議論の結果、子どもたち自身が創り出したゆずのモチーフが採用されているのです。
北川村の未来を担う子どもたち
このプロジェクトは単に製品を作るだけでなく、子どもたちが自らの村の魅力を知り、自信を持って発信していくための大切な取り組みでもあります。地域から全国へと広がるこの活動は、単なる「村おこし」ではなく「人おこし」としての側面も非常に強いです。
子どもたちの声を聞くと、「自分たちがデザインしたハンドクリームを多くの人に使ってもらえることが嬉しい」といったコメントが聞かれます。地域の魅力を広めたいという意欲は、彼らの成長にもつながっているのです。
サステイナブルな取り組み
ウテナは過去にも北川村のゆずの種を有効に活かし、ヘアケア製品として使用した実績があります。これにより、地域資源を大切にしながら持続可能な商品を展開するという企業理念が一貫しているのです。今後もこの地域との連携強化を図り、ゆずの林の保全や子どもたちへの教育支援を続けていく方針です。
「ユトワ ハンドクリームB」は、ただのコスメではなく地域産業の未来を担う子どもたちの熱意と努力から生まれた、心温まる商品です。あなたもこのハンドクリームで、北川村のゆずの魅力を感じてみませんか?