フェムテックの新たな一歩!「もっと話そう! Fem&」の全貌
2023年、宝島社が手掛けるフェムテック・フェムケア啓発プロジェクトの名称が「もっと話そう! Hello Femtech」から「もっと話そう! Fem&」に変更されました。このプロジェクトは、老若男女問わず女性の健康問題に関する理解を深め、より生きやすい社会を目指すものです。今回は、この画期的なプロジェクトがどのように推進されているのかをご紹介します。
プロジェクトの背景と意義
「もっと話そう! Fem&」は、宝島社が発行する10種類の女性誌と2種類の男性誌による合同企画です。発足は2021年12月で、女性の健康問題についての話題をタブー視せず、具体的に議論することを促進しています。プロジェクトの趣旨は、女性が活躍できる社会へとつなげ、性別にかかわらず誰もが快適に生きられる社会を実現することです。
この活動により、誌面を通じた情報発信や、インスタライブ、オンラインセミナーなど多岐にわたる形でのコミュニケーションが行われています。また、男子校での性教育授業も重要な取り組みとして位置づけられています。
「もっと話そう! Fem&」の具体的な活動
「もっと話そう! Fem&」では、今後の活動予定として以下のプログラムが用意されています。
- - 2025年1月にはサレジオ学院高等学校での性教育授業(1月14日、21日)
- - 2月には正則学園高等学校での授業(2月5日)
- - 3月にはリアルイベント「Fem & Beauty(仮題)」開催
- - 12月には更年期川柳2025入賞作品の発表も予定されています。
これらのイベントでは、女性だけでなく男性も対象となる内容で、男女の理解を深めることを目指しています。
教育と啓発の重要性
プロジェクトの一環として行われている男子校での性教育授業は、特に注目すべき点です。近年、女性の健康問題への男性の理解を深めることが求められています。授業では生理や更年期についての教育を行い、学生たちに大切な知識を提供しています。
ある男子生徒は、「ディスカッションを通じて、生理について考える良い機会になった」と言い、他の生徒も女性の健康に対する理解を深める重要性を感じている様子が見受けられます。これにより、新しい世代が正しい知識を持つことが、今後の社会の発展につながるでしょう。
「Hello Femtech アワード」を通じた表彰
また、フェムテックへの貢献を評価する「Hello Femtech アワード」は2022年から開催されており、受賞者はその年の12月に発表されます。このイベントは、フェムテック分野での新たなサービスやプロダクトを広める一助となっており、多くの人々にインスピレーションを与えています。
2023年12月には授賞式も開催され、受賞したサービスやプロダクトが数多く登場しました。2025年も同様のイベントが予定されており、今後の展開が期待されます。
まとめ
宝島社が手掛ける「もっと話そう! Fem&」は、フェムテックやフェムケアの普及を目的とした重要なプロジェクトです。正しい知識を身につけ、多くの人が健康問題について話し合うことができる環境作りに向けて、今後も様々な活動が続けられるでしょう。このプロジェクトの成功は、私たち一人一人の意識を高めることにもつながります。企業や教育機関とも協力し、さまざまな世代に向けたアプローチを行い、どんな人でも心地よく生きることができる社会を目指しましょう。