デリカフーズが玉ねぎ加工専用工場を開設
デリカフーズ株式会社は、持続可能な農業と共に健康をテーマに、新たに玉ねぎに特化した加工工場を大阪に設立しました。この工場は、同グループ初となる玉ねぎ加工専用工場であり、業務開始は2025年4月17日を予定しています。
工場開設の背景
デリカフーズホールディングスの子会社として位置づけられるこの新工場は、グループが掲げる中期経営計画「keep on trying 2027」に基づいています。この計画では、原料調達の効率化や国産野菜の推進、さらには青果物流通の安定化が目指されています。特に玉ねぎに特化した工場の開設は、原材料の調達から製品化までの流れを一元化し、その品質向上を図る狙いがあります。
玉ねぎ加工の特長
新工場は玉ねぎの加工に専念することで、原料の効率的な調達や生産工程の自動化に寄与します。これにより、コスト削減や生産性の向上が期待されます。以下は新工場の主な機能です:
1.
冷蔵保存による品質保持:原料の保管から製品まで全工程が5度帯の冷蔵庫で管理され、消費期限の延長が可能です。
2.
機械化による生産効率の向上:玉ねぎの皮むき作業や検品工程を機械化し、少ない人員で生産を実現します。
3.
顔認証によるアクセス管理:フードテロ対策として、工場内のアクセス管理を厳密に行う顔認証システムを導入しています。
未来へ向けた取り組み
デリカフーズの新工場の開設により、玉ねぎ加工業界での地位が確立され、顧客に対して「鮮度・品質・消費期限No.1企業」としての信頼を築くことが目指されています。今後も持続可能な生産体制を維持しつつ、国産原料である玉ねぎの付加価値を高める取り組みを進めます。
デリカフーズは単に製品を供給するだけではなく、農業の未来を見据えた企業として、持続可能な社会の実現に貢献していく意志を持っています。この新工場が開設されることで、消費者は安心・安全な国産野菜を手に入れることができるでしょう。
会社概要
デリカフーズは1979年10月に設立され、東京都足立区に本社を置いています。青果物の加工や販売を中心に、物流や研究開発など多岐にわたるビジネスを展開しており、現在786名の従業員が活躍しています。企業の詳細については公式ウェブサイトをチェックすることができます。
新たな玉ねぎ加工専用工場の開設は、デリカフーズが次世代の農業と健康をつなぐ重要なステップとなるでしょう。