奈良県立図書情報館20周年記念トークイベントで歴史を感じるひとときを

奈良県立図書情報館の20周年記念イベント

奈良県立図書情報館は、今年で開館20周年を迎えます。2005年11月3日にオープンして以来、地域の知識と文化の拠点として多くの人々に利用されてきました。この特別な年を祝うため、2025年11月3日（月曜祝日）に「奈良を語る」をテーマとした記念トークイベントを開催することになりました。

「大和は国のまほろば」の意義

「大和は国のまほろば」という言葉は、古事記に由来し、奈良が国の中で最も優れた場所であることを示しています。この言葉に象徴されるように、奈良県は歴史的にも文化的にも重要な地域です。そして、奈良県は「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産登録を目指して活動を続けています。このトークイベントでは、そうした背景を踏まえ、日本が持つ歴史や文化の魅力に触れることができる素晴らしい機会となります。

トークイベントの内容

この記念トークでは、奈良県知事の山下真氏と、国際日本文化研究センター名誉教授であり奈良県立図書情報館長の千田稔氏が、「～日本のこころのふるさと～飛鳥・藤原の宮都」をテーマに対談を行います。また、講談師の四代目玉田玉秀斎さんによる特別講談「御井敬三ものがたり」も予定されています。講談の主人公、御井敬三は、盲学校を卒業後、評判の漢方医として多くの患者を診ていました。彼がどのようにして飛鳥を救う運動に携わるようになったのか、その感動的なストーリーが語られます。

さらに、アナウンサーの都築由美さんが関連作品を朗読し、映像作家の保山耕一さんの撮り下ろした作品の上映も行われます。これらのプログラムは、参加者に深い感動と思索の時間を提供することでしょう。