食品寄贈実証実験
2025-02-10 13:36:40

食品寄贈プラットフォーム実証実験で子ども支援を強化!

食品寄贈プラットフォーム実証実験の成功



ネッスー株式会社が実施した食品寄贈プラットフォームの実証実験が、このたび成功裏に終了しました。本プロジェクトは、こどもの機会格差の解消を目指す取り組みとして、食材寄贈を通じてフードロス削減と、困難な状況にある家族への支援を同時に実現することを目的としています。

実施の背景と目的



本プロジェクトは、環境省の支援を受けて実施された「令和5年度 食品の消費行動に伴う食品ロス削減対策導入モデル事業」の一環です。具体的には、スーパーマーケットで賞味期限や消費期限が近いが、まだ食べられる農産品や日配食品を、こども食堂やひとり親家庭等の支援を必要としている団体に寄贈するモデルを確立しようとしました。この取り組みによって、食品ロス問題を解決するだけでなく、こどもたちへの食の支援も同時に実施できるようにすることが狙いです。

実証実験の詳細と成果



実証実験は、ライフ扇大橋駅前店で約55日間にわたり行われ、地域の4団体及び10世帯が参加しました。その結果、約159kgの農産品(856点)、約100kgの日配食品(412点)の合計約259kg(1268点)の食品が無駄になることなく寄贈されました。寄贈実現率は約64%という高い数字に達しました。

参加者からは「食費が減った」「毎日の献立が豊かになった」といった嬉しい声が挙がっています。また、「家にあるたくさんの野菜のおかげで、料理にゆとりを持てた」という感想もあり、物価高の中でもバランスの良い食事を提供する助けになったことが伺えます。

今後の展望



実証実験から得た経験とノウハウをもとに、ネッスー株式会社はライフコーポレーションや一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会(SFA)と連携し、さらに寄贈対象品目の拡大や他のスーパーマーケットへの展開を進める予定です。持続可能な食品寄贈の仕組みを作ることにより、社会全体で食品ロスを減らし、食に困っている家庭の支援を強化していく予定です。

■ 参画希望者へのご案内
本事業に興味を持ち参加を検討している方は、ネッスー株式会社の広報担当者までお問い合わせ下さい。公式サイトや連絡先も随時更新されており、今後の取り組みに関心を持つ方々とつながる機会を作っています。

企業紹介



ネッスー株式会社


こどもの機会格差の解消をビジョンに、地域密着型のフードバンクとネットスーパーの両方を兼ね備えた事業を展開しています。地域の企業や団体と連携し、食と体験の格差を無くすための活動をおこなっており、温かい社会を目指しています。

株式会社ライフコーポレーション


設立から60年以上の歴史を持つスーパーマーケットチェーンで、多様な食品を取り揃える店舗を展開しています。生鮮食品を中心に、地域の皆様に愛されるサービスを提供し続けています。

一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会


食品ロス削減の課題に対し、企業や専門家とのネットワークを通じて、解決策を模索するコンソーシアムです。持続可能な食品供給のため、幅広い取り組みを推進しています。

実証実験の成功をきっかけに、さらなるポジティブな変化を社会にもたらすことが期待されます。


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