三上晴子追悼展
2025-09-19 14:43:47

三上晴子没後10年追悼展「MIKAMI MEME 2025」独自の視点で語るアートの未来

三上晴子没後10年追悼展「MIKAMI MEME 2025」開催



2025年10月18日から11月22日まで、東京・新宿の√K Contemporaryにて、アーティスト三上晴子の没後10年を記念した追悼展「MIKAMI MEME 2025」が開催されます。本展は、メディアアートの先駆者として高く評価されている三上晴子の豊かな創造活動を振り返る機会となります。

三上晴子の足跡


三上晴子は1961年に生まれ、2015年に急逝するまで、様々なアートの形式とテクノロジーを探求し続けました。彼女は1980年代に鉄のジャンクを使った作品で頭角を現し、90年代にはニューヨークでの経験を経てインタラクティブアートに取り組むようになります。国内外のアートシーンにおいて、彼女の影響は瞬く間に広がり、また多摩美術大学では多くの学生を指導するなど、後進の育成にも尽力しました。

アートの領域を超えた多様なテーマを扱い、身体と情報、免疫とコンピュータという複雑な問題を問い続けた三上の姿勢は、近年のデータ監視やパンデミックに対する関心の高まりとも合致し、ますます重要性を増しています。彼女の作品が示す視点は、私たちの日常の中でも共鳴し続けているのです。

MIKAMI MEMEの概念


本展のテーマである「MIKAMI MEME」は、三上が生み出した文化的遺伝子とも言えるコンセプトです。情報の流れや創造的なプロセス、偶然性を受け入れることで、私たちは作品を超えた新たな対話を生むことができます。アート作品のみならず、私たち自身の存在と世界との関係も深めるプロセスとしてこのミームは機能します。

展覧会では、三上との対話を通じて独自のアプローチを持つ数名のアーティストの作品も紹介されます。飴屋法水や山川冬樹、平川紀道といった新進気鋭のアーティストたちは、三上から受け取った価値観や思考を元に、独自の視点を持った作品を生み出しています。

参加アーティストと作品


本展には、豪華な参加作家陣が名を連ねています。飴屋法水や平川紀道の作品は、三上晴子の影響を色濃く受け継ぎつつ、さらに進化しています。飴屋法水は《バリカーデ》という伝説的なパフォーマンスを再現し、平川紀道はテクノロジーを駆使した作品を発表します。

また、毛利悠子や三原聡一郎、やんツーといったアーティストも各自の感性を活かし、展覧会を通じて新たな視点をもたらします。特にやんツーのドローイング・マシンは、観客や環境と相互作用しながら生成された作品で、三上の遺志を引き継ぐにふさわしいものです。

イベント情報


11月3日には飴屋法水によるパフォーマンスも予定されています。この特別な機会をお見逃しなく。また、公式ウェブサイトやSNSでもイベント情報が発信されるので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ


「MIKAMI MEME 2025」は、三上晴子の影響力と彼女の作品が現在に与えるインパクトを感じることができる貴重な展覧会です。彼女が生み出した多くの思考や視点を体感し、新たなアートの未来を考えるきっかけにしていただきたいと思います。アートの新しい潮流を一緒に楽しみましょう。


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