アンドエスティHD、サプライヤーリストを強化
株式会社アンドエスティHDが、製品の生産に関わるサプライチェーンの透明性を向上させるため、サプライヤーリストを拡充することを発表しました。これにより、昨年公開した47社に加え、新たに60の関連する生産工場の情報を公開し、労働環境の安全面でも配慮がなされています。
サプライヤーエンゲージメントの背景
アンドエスティHDグループは、アジアを中心に商品を生産していますが、そのサプライチェーンは多岐にわたります。原材料の調達から製品の縫製、さらには輸送まで、複数の工程を経て製品が完成します。企業として持続可能性を重視し、公平かつ倫理的な調達活動を行うために、グループ内で独自の方針とガイドラインを策定しました。この取り組みは2016年から始まり、サステナブルな生産体制を作るための基盤となっています。
開示情報の新たな追加内容
今回のリスト拡充に際し、アンドエスティHDでは、各工場のデータに「従業員数」「女性比率」「労使協定の有無」の3項目を新たに追加することを決定しました。これにより、サプライヤーにおける労働環境をより透明化し、不公平をなくすための強化した手立てを講じることが可能になります。また、商社を介した生産委託に関わる主力商社7社、貿易企業18社についても情報が開示されます。
企業の社会的責任と未来へ向けた姿勢
アンドエスティHDは、環境への負荷が高いアパレル産業での企業責任を果たすため、持続可能な製品を提供することが求められています。その一環で、企業のサステナビリティに関する透明な情報開示が求められている中、同社はサプライヤーリストの公開を推進してきました。これにより、より良い社会の実現へ向けた一歩を踏み出しました。2024年9月から始まったサプライヤーリストの公開は、2025年10月にはさらに拡張され、透明なサプライチェーンを促進する方向へ進んでいきます。
持続可能性に向けたアンドエスティHDの取り組み
アンドエスティHDでは、サステナビリティに関する社内の活動を強化しています。「地域と共に成長する」というテーマのもと、地域の持続可能な発展を目指し、サプライヤーとのパートナーシップを深めることを目的にしています。生産背景の可視化が進むことで、信頼性の高い商品を届けることが可能になるのです。
まとめ
これからのファッション業界における透明性と持続可能性は、ますます重要なテーマとなります。アンドエスティHDは、自社のサプライチェーンの透明化を通じて、働く人々の環境を守り、顧客に対して安心して購入できる商品を提供し続けることを目指しています。サプライヤーリストの内容が詳細に記載された「統合報告書2025」は、公式ウェブサイトで公開されており、誰でもアクセス可能です。
詳しい情報については、
アンドエスティHD公式サイトをご確認ください。