稲垣潤一とSURF Musicが贈る新たなクリスマスキャロルの魅力

日本の音楽シーンで名を馳せる稲垣潤一と、音楽クリエイターのためのデジタルマーケットプレイス「SURF Music」が共同開催したリミックスコンテストの話題が、音楽業界を賑わせています。このコンテストでは、さまざまなクリエイターが参加し、新たな才能が発掘されるきっかけとなりました。

リミックスコンテストの全貌

本コンテストは、稲垣潤一の名曲「クリスマスキャロルの頃には」をリミックスするというテーマのもと、世界中から集められた作品が競い合いました。幸運にも、2024年に開催されたこのコンテストでは、メキシコのプロデューサー、ロコ・ヴェレスが優勝を果たします。そのリミックス作品は、心地よいビートに仕上げられ、さまざまな文化が見事に融合した作品となりました。

特に注目すべきは、優秀賞を受賞した『クリスマスキャロルの頃には Defnelson remix feat. Junichi Inagaki, Bryan Chase, 2KEY』のデジタルリリースです。本作品はDefnelsonというアメリカ出身の音楽プロデューサーによって手がけられ、原曲の美しい旋律に最新のクラブサウンドが大胆に加わっています。さらに、韓国のラッパーである2KEYとブライアン・チェイスが参加し、韓国語と日本語のラップが織り交ぜられることで、日米韓の新たなグローバルなクリスマスキャロルの誕生が実現しました。このリミックスは、音楽の国境を越えた新たな試みを象徴しています。

稲垣潤一も寄せた言葉

シンガーの稲垣潤一は、リミックスの評価に際して「心地いいグルーブとフローが、今の時代に合ったサウンドにアップデートされた」とコメントしています。彼は、この作品を通じて「再解釈されたクリスマスキャロルの頃には」として新たに生まれ変わったと感じています。

Defnelsonのコメント

Defnelson自身も、稲垣潤一の音楽に強く影響を受けていると語ります。「彼の音楽には深い情感があり、世代を超えて人々の心を掴む魅力があります。リミックスでは、クリスマスの精神を世界中で感じ、祝うことができるように意識しました」との言葉が印象的です。これにより、原曲のノスタルジックな部分はそのままに、光や温かさを感じるサウンドで“人と人をつなぐクリスマス”が描かれています。