日本の味が中国に上陸!サムズクラブとは
中国の会員制大型スーパー「サムズクラブ」が、日本の食品ブランドの新たな展開の舞台に注目を集めています。最近、伊藤園の「おいしく大豆イソフラボン黒豆茶PET 500ml」とロッテの「コアラのマーチ宇治抹茶味」がこのスーパーで取り扱われることが発表されました。これは、日本の品質高い商品が中国市場に本格的に進出する好機です。
サムズクラブはアメリカのウォルマートが運営する会員制スーパーで、日本にはまだ導入されていないものの、中国国内では急成長を遂げています。1996年に深センで初めて開店して以来、現在は全国に48店舗を展開し、年間10店舗以上の新規出店が計画されています。
健康志向かつ「日本らしさ」を追求
今、中国では訪日観光客が増え、コロナ前の水準に戻りつつあります。その中で、日本産の食品や飲料の人気が高まり、「宇治抹茶」や「ゼロカフェイン」といったキーワードが多くの消費者に響いています。特に、健康を意識する若者やファミリー層には、自然素材で作られた食品が受け入れられやすいのです。今回は、そんなニーズに応えた商品がサムズクラブを通じて手に入ることになりました。
店舗での販売の様子
サムズクラブの店舗では、伊藤園の黒豆茶が注目を集めており、健康志向の女性を中心に支持されています。黒豆茶は、ポリフェノールを多く含む大豆イソフラボンが女性に嬉しい飲み物として人気を博していることも背景にあります。また、ロッテのコアラのマーチ宇治抹茶味は、中国専用パッケージにデザインされ、タイで製造されたものです。これによって、日本の味を手軽に楽しめるようになっています。
大河実業の役割
大河実業は、伊藤園とロッテとともに、中国市場での正規販売代理店としての役割を果たしています。2020年から伊藤園との契約を結び、既に多くの製品を中国に導入しています。特に、女性たちが注目する健康志向の高い大豆イソフラボンは、今後も更に需要が期待されます。
また、ロッテとも2024年に総代理店契約を結び、人気商品を中国市場に届けています。自社の豊富な経験を基に、現地ニーズに応じたマーケティング戦略を構築し、日本の「良いもの」をアジア市場へと広げる活動を行っています。
未来へのビジョン
サムズクラブでの新商品展開は、ビジネスの大きな進展を意味します。日本の食品と飲料が中国の消費者に届くための信頼できるパートナーとして、今後も大河実業は両国の市場理解を深めていきます。美味しく安心できる商品を通じて、日本のブランドの可能性や価値を広げていくことに情熱を燃やしています。
日本と中国は文化的に多様な背景を持っていますが、共通するのは「健康で美味しいものを求める心」です。大河実業は、さらなる成長を見据えて、両国の架け橋となるべく、これからも邁進していきます。