都会の洗練を音楽で感じる「CITY MUSIC TOKYO」ジャズ・ファンク編
音楽ファンの注目を集める「CITY MUSIC TOKYO」シリーズの新作、ジャズ・ファンク編第2弾が2026年3月4日にリリースされます。選曲・監修を手掛けるのはRYUSENKEIのクニモンド瀧口氏。この作品は、日本コロムビアからアナログやCD、デジタル配信として展開され、都会的で洗練された日本のジャズ・ファンクやクロスオーバー、レア・グルーヴ系の楽曲が揃っています。
リリースの背景
クニモンド瀧口氏は、1969年に生まれ、子供の頃に観ていたテレビドラマやアニメに流れていたBGMが音楽を好きになる大きなきっかけでした。彼が選曲した楽曲たちは、どこか昭和の懐かしさを感じさせるものであり、「夜」「ダンディズム」「都会」といった言葉が似合う情景を想像させます。このコンピレーションは、まるで架空のサウンドトラックのように、聴く人を特別な世界へと誘います。
収録曲をチェック
本作には、18トラックが収録されており、初めてCD化される曲も含まれています。内容は以下の通りです(トラック順):
- Standard Daytime/コロムビア・オーケストラ
- In My Feeling/弘田三枝子
- ビーバー/古澤良治郎
- Skyfire/大野えり
- ムーの勇者達/羽田健太郎、ケン&ラムー・オーケストラ
- さっそうと行く/コロムビア・オーケストラ
- サスペンスタッチ 1/猪俣猛とサウンド・リミテッド
- Cool Storm/服部克久
- 海(釧路まで)/ミッキー吉野グループ
- Moon Stone/益田幹夫
- 野獣死すべし/荒川バンド
- Monster/猪俣猛とサウンド・リミテッド
- Breeze/稲垣次郎とソウル・メディア
- クインシー・ハーカーのテーマ/横山菁児、トランシルバニア・バロック・アンサンブル
- 想影/ちあきなおみ
- Lonesome Cat/Jimmy Hopps=渡辺香津美
- 古都(四)/山屋 清
- 輪廻/ミッキー吉野グループ
この作品でもこだわりを感じるポイントは、選曲のセンスとそれに込められたストーリー性です。瀧口氏は当時子供だった経験を基にして音楽を選んでいるため、聴く人も彼の思い出の中に誘われていくかのようです。
音楽の進化と国際的な影響
近年では、海外の音楽家たちが70年代の日本のサウンドトラックに影響を受けた作品を発表するなど、ジャズ・ファンクも再評価されています。特に、シティポップブームの影響を受けた国際的な音楽ファンがこのジャンルに興味を持ち始めています。クニモンド氏が監修した本作も、そうした流れに乗ったものと言えるでしょう。
プロデューサーとしての挑戦
クニモンド瀧口氏は、音楽制作だけでなく、ブランディングやグラフィックデザインにも関わり、幅広く活動しています。また、近年ではNHKドラマ「タリオ 復讐代行の2人」の劇伴を担当し、700万回以上の再生回数を記録した楽曲もあります。このことからも彼の作品が多くの人々に支持されていることがわかります。
結論
「CITY MUSIC TOKYO」ジャズ・ファンク編第2弾は、クニモンド瀧口氏の思い出と音楽の情熱が詰まった一枚です。都会の洗練された雰囲気と、昭和の懐かしさを融合させたこの作品は、聴く人に新たな音楽体験を提供してくれるでしょう。ぜひ、発売日に合わせてチェックしてみてください。