167年の歴史を誇るかどや製油が新たな挑戦
香川県小豆郡土庄町にて、166年という伝統を持つごまの専門企業「かどや製油」が「ごまのみらい小豆島プロジェクト」を始動しました。このプロジェクトは、地域の子どもたちに地産地消の大切さを伝えることを目的にしています。
プロジェクトの概要
「ごまのみらい小豆島プロジェクト」は、かどや製油が地域の生産者たちと連携し、地域社会の活性化を目指しています。具体的には、昨年収穫した金ごまを使った種まきを行い、食材がどのように育てられるのかを地元の子どもたちに体験してもらうことを狙っています。
2024年度は、約1,000㎡の休耕地を活用して金ごまの栽培を行い、このたび約30kgを地元の小学校の給食に提供しました。2025年度には、栽培面積を約1,830㎡へと拡大し、収穫目標を70kgに設定しています。
地域社会との絆
地元の生産者たちもこのプロジェクトに賛同し、全体で協力する姿勢が見られます。土庄町の岡野町長は、「小豆島の食文化に欠かせない存在となることを目指している。このプロジェクトを通じて子どもたちが農業や食について考えるきっかけになれば嬉しい」と話しています。
また、陽当の里の濵中さんは、昨年の天候不良の影響で思うように収穫ができなかった経験を経て、「今年は期待以上の品質を目指す」と意気込みを見せました。
SDGsの視点
このプロジェクトは、ただごまを育てるだけではありません。地域の観光資源の活用や食育を推進し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に寄与することも目指しています。例えば、収穫体験を通じて地元の食文化や農業についての理解を深めることが大切です。
かどや製油の想い
かどや製油は、1858年の創業以来、真摯にごま一筋で事業を続けてきました。代表商品である「かどやの純正ごま油」は、厳選されたごまを100%使用した高品質な製品で、多くの家庭に愛されています。最近では「ごまで、世界をしあわせに。」という新たなブランドコンセプトを掲げ、ごまを通じたさまざまな新しい魅力の発信にも力を入れています。
未来に向けて
「ごまのみらい小豆島プロジェクト」が成功を収めることで、地域産業が活性化し、さらなる雇用創出や地域社会の発展に繋がっていくことが期待されています。これにより、小豆島や土庄町の未来がより明るく健康的なものになるでしょう。地域の子どもたちにとって、農業や食を学ぶ貴重な経験となるこのプロジェクトから、次世代を担う新たなリーダーが生まれることを願っています。
https://www.kadoya.com/などで最新情報をチェックしながら、ぜひこの取り組みに注目してみてはいかがでしょうか。