大阪・関西万博『世界のMUSASHI個展』の裏側
2025年7月、大阪・関西万博で開催された『世界のMUSASHI個展』。このイベントは、150以上の企業や団体、そして著名人たちが参加し、アーティストMUSASHIとのコラボレーション作品約100点を一堂に展示しました。一体どのようにしてこの素晴らしいイベントが実現したのでしょうか?
株式会社ガハハの挑戦
この個展のプロデュースを担当したのが、株式会社ガハハの代表取締役である徳田憲治さんとくみこさん夫妻です。高槻市に位置するこの会社は、WEB制作からイベントの企画運営までを手がけるデザイン主軸の企業。ユニークな社名“ガハハ”からも、その遊び心が感じられます。彼らのHPや制作物はカラフルで楽しいデザインが施され、お仕事を依頼したくなる魅力が満載です。
徳田夫妻のユニークなバックグラウンド
徳田憲治さんは、学生時代にバンド“スムルース”のメンバーとしてメジャーデビューを果たした経歴があり、病気を経て2016年にガハハを設立しました。くみこさんは、冷静で積極的な姿勢が印象的。特に、万博個展の運営には、限られた時間の中でさまざまな調整を行うスーパーウーマンとしての力量を発揮したと言います。
MUSASHIとの出会い
徳田さんがMUSASHIと関わるきっかけとなったのは、コミュニティバンク・京信からの紹介でした。高槻市で毎年開催される“高槻グルメピクニック”でMUSASHI作品を展示した際、このアートプロジェクトへの参画が運命的な出会いを生むことに。お互いの理念やエネルギーが共鳴し合った結果、万博個展事務局のメンバーとしての参加が実現しました。
圧倒的な想い
「MUSASHIくんの晴れ舞台を絶対成功させる」という強い思いが、二人を突き動かしました。イベント開始4ヶ月前、徳田夫妻は新しいチームに加入し、最初は多くのことを知らない状態からのスタート。その中で、チームメンバーとの信頼関係を築きながら準備を進め、迎えた本番。くみこさんは、役割を担う中でプレッシャーを感じつつも、自らの経験をもとに周囲との調整を行いました。
イベントの本番
個展当日、くみこさんは現場で、親しみやすい「お母さん」の役割を果たし、細かい指示や問い合わせに対応しました。一方、徳田さんは「お父さん」として全体を取りまとめ、見事なコンビネーションを発揮。二人三脚での運営を行い、様々な困難を乗り越えました。
「イベントというのは、やれば何とか形になるものではありません。私たちが思い描いた通りに成功させるのがプロの仕事だと思います」と憲治さんは振り返ります。
未来へのシナリオ
満を持して開催された『世界のMUSASHI個展』は、やりきった達成感とともに、後からは「こんな素晴らしいイベントを共に創り上げた」と実感を持って振り返る結果となりました。今後、株式会社石富プロパティーはこの成功を踏まえ、MUSASHIのアート活動を紹介する冊子を刊行する予定で、これもまた株式会社ガハハに担当してもらうことに。果たして、どんな形でアートの魅力が発信されるのか、期待が膨らみます。
今後の展望
このように、大阪・関西万博『世界のMUSASHI個展』は、ただのアートの展示ではなく、関係者の思いや信念が凝縮された特別なイベントであり、その背後には徳田夫妻の絶妙なチームワークと個々の力が存在しました。彼らの今後の活動にも目が離せません。