TRINUS、自然の恵みを暮らしに届ける挑戦
日本の四季や自然の美しさを、私たちの生活空間に取り込むことに挑戦しているのが株式会社TRINUSです。同社は、枝もの定期便サービス「SiKiTO」を展開し、さらには最近、マーケティング支援を行う株式会社博報堂やJAグループのイノベーションラボ「AgVenture Lab」から資金調達を行いました。この資金を基に、TRINUSはさらなる事業成長を目指していきます。
自然資源の新たな価値を創出
TRINUSは2014年に設立されて以来、「価値ある資源を現代の暮らしへ」というミッションのもと、日本各地に存在する多様なシーズ(資源や技術)を活用し、持続可能なライフスタイルの提案を行っています。特に、日本の自然の中で育まれた“枝もの”に特化し、これをインテリアとして楽しむ新たな市場を開拓しています。
サブスクリプションサービス「SiKiTO」
「SiKiTO」は、桜やドウダンツツジといった四季を感じる枝ものを定期的に届けるサブスクリプションサービスです。累計出荷本数は60万本を突破し、利用者数も前年比で倍増しています。このサービスによって、日々の生活の中で自然を感じ、四季を楽しむ新しい文化が生まれています。
受賞歴のある「EDA VASE」
枝ものを美しく飾るための専用花器「EDA VASE」は、世界三大デザイン賞の一つである「Red Dot Award: Product Design 2022」を受賞。デザイン性と機能性を兼ね備えたこの花器は、枝もののある暮らしをさらに豊かにしてくれます。
地域資源との連携
TRINUSは地域資源の活用にも力を入れており、長野県豊丘村や群馬県中之条町での枝もの栽培、奈良県黒滝村の森林組合との協業などを通じて、持続可能な地域産業の構築にも貢献しています。
出資による事業拡大と未来への期待
今回の資金調達によって、TRINUSはより多くのお客様に枝ものや四季の魅力を伝えるため、マーケティング施策や新商品開発を推進していきます。博報堂の「Rally for Growth」やAgVenture Labとの連携により、より広範なマーケティング戦略を展開し、国内外でのブランド成長を加速させていくことでしょう。
株式会社TRINUSの展望
代表取締役の佐藤真矢氏は、日本の四季や森、地域の手仕事が現代の暮らしと調和することで、次の時代における「豊かさ」を再構築できると信じています。TRINUSの挑戦は、自然資源の価値を生活者に届ける新たな未来を切り開くものであり、期待が高まります。
会社概要
- - 称号: 株式会社 TRINUS
- - 代表者: 代表取締役 佐藤真矢
- - 所在地: 〒103-0027 東京都中央区日本橋2-16-3
- - コーポレートサイト: trinus.co.jp
- - ECサイト: sikito.com
TRINUSの取り組みによって、新しいライフスタイルの提案がどのように広がるのか、今後の展開が楽しみです。