AMIRIが描く2026年春夏コレクション、ホテルを舞台にした新たな物語

AMIRIの2026年春夏コレクション

AMIRIのファッションデザイナー、マイク・アミリが手掛ける2026年春夏コレクションが発表されました。この新作は、ホテル「シャトー・アミリ」を幻想的な舞台にし、異なる文化やライフスタイルが交差する場を描いています。

ホテルが描くファッションの新たなスタイル

マイク・アミリによると、創造の源は映画や音楽、そしてアートなど、個性的な人々に深く影響されています。今コレクションでは、これらの要素と、様々な人生が交わる「ホテル」というコンセプトが重要なテーマとなっています。昨シーズンの「Club AMIRI」に続き、今回は明るく晴れた一日を「シャトー・アミリ」で過ごすイメージで展開されるのです。

このコレクションは、気取らない食事やモノグラムのスリッパ、豪華なインテリアといったホテル文化にインスパイアされています。無数の要素が融合し、洗練されたグランドホテルの雰囲気を描くためのビジュアルとなっています。

アートの影響を受けたデザイン

デザインのインスピレーションは、ロサンゼルスで活動するアーティスト、ウェス・ラングがもたらしました。彼は伝説的なホテル「Chateau Marmont」で滞在し、アメリカの歴史を反映した作品を制作。彼のイラストが、コレクションに革新的な刺繍として取り入れられています。これにより、エクステリアとインテリア、人間と自然を結びつけ、新しいスタイルを生み出しています。

流れるようなシルエットとリラックス感

2026年春夏コレクションでは、流暢なショルダーカットのテーラリングが特徴です。1970年代後半を彷彿とさせるシルエットは、体に沿って揺れ動き、男女ともに新たなエレガンスを提供します。このコレクションには、シルクや刺繍でデザインされたパジャマやローブ、スモーキングジャケットが登場し、リラックスした夏のテーラリングに調和します。

明るい色合いも特徴で、ミントやラズベリー、ゴールド等が使用され、太陽の下で生きる喜びを感じさせます。これらのカラーパレットは、夏のリラックス感を表現し、新しいライフスタイルを描くものとなっています。

ウィメンズコレクションの進化

今シーズン、ウィメンズコレクションも拡充され、オープンニットのドレスや流れるようなシルクスーツが登場します。特に「Honey」バッグは、クロコダイル型押しスエードとしなやかなレザーが使われた新たなアクセサリーとして、リラックスした雰囲気を醸し出しています。

特別なショー会場

ショーは、Le Carreau du Templeにて開催され、アートを取り入れたシャトー・アミリが現実のものとなります。この会場では、屋外の庭や噴水が屋内に再現され、多彩なキャラクターたちが交差し、異なる視点が一つになっていく様子が描かれました。

AMIRIの2026年春夏コレクションは、ファッションにおける新たな物語を感じさせるものであり、人々の心を掴んで離しません。これからの季節に向けて、ぜひチェックしていただきたい魅力が溢れています。