ファンケルが解き明かす「ハリ感」とは?
スキンケアにおいて、欠かせないキーワードのひとつである「ハリ感」。この言葉を耳にした時、多くの人々が理想とする肌を思い描くでしょう。しかし、実際には「ふっくら」「もっちり」「ピンとした」「うるおいのある」といった異なる印象が存在します。そのため、株式会社ファンケルはこの「ハリ感」に着目し、詳細な研究を行いました。
研究の背景
「ハリ感」という表現のあいまいさが、お客様が求める肌の理想やスキンケアの効果にどのような影響を与えるかを探るため、ファンケルは387人を対象にした調査を実施。「化粧品使用後のハリ感」を表す言葉を集め、最終的に選ばれた29語をもとに分析を行いました。
ハリ感の分類
この研究の結果、ハリ感は少なくとも5つのグループに分類されることが分かりました。これにより、各グループが持つ独自の肌質感との関連性が明らかになり、スキンケア商品の開発にも新たな視点が提供されます。これらの5つのグループは以下の通りです。
1.
弾力のあるグループ:例として「押し返す弾力」や「跳ね返る力」など。
2.
ふっくらとしたグループ:肌に「ふっくら感」や「適度な硬さ」が見られる印象。
3.
ピンとしたグループ:張りを強調した表現が含まれ、「たるみのない肌」を連想させます。
4.
もっちりとしたグループ:肌が「もっちり」とした印象や、吸いつく感じが特徴。
5.
うるおいのあるグループ:みずみずしさや潤いをイメージさせる表現。
これらの結果から、ハリ感は単一の概念ではなく、複数の印象を含むものであることが判明しました。
マッピングによる可視化
また、言葉同士の関係性を可視化するために、グループ分けした言葉を2次元空間上にマッピングしました。これにより、各グループの相対的な位置関係や近さを視覚的に理解できるようにしました。
実際の肌の質感との関連性
さらに、この研究ではハリ感が具体的にどのような肌の質感と関連しているのかを評価するために官能評価試験が行われました。その結果、いくつかの重要な相関が見られました。
- - 「ふっくら感」と「うるおい」は、柔らかな質感と強い関連性がありました。
- - 一方、「もっちり感」はしっとり感と結びついていました。
- - そして「ピンとした張り」は、柔らかさとは逆の関係にあります。
このように、同じ「ハリ感」であっても、その中身は人によって全く異なる印象を持つことが分かりました。ある人にとっての理想のハリ肌は、柔らかくて潤いのある肌かもしれないし、別の人にとってはピンと引き締まった肌であるかもしれません。
まとめ
化粧品の世界でよく使われる「ハリ感」という言葉は、実は多様なイメージを含んでいます。この研究により、それぞれの違いが明確になったことで、今後はお客様の需要に沿った製品の開発や情報提供が可能となることが期待されています。ファンケルはこの知見を活用し、さらに多様なニーズに応えていくでしょう。
私たちが望む肌への理解を深めるためにも、この研究の成果に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。