デパコスとプチプラ、どちらが選ばれるのか?
株式会社GLAPentertainmentが実施した独自調査では、全国の20代女性300名のコスメに関する購買理由やブランドスイッチの傾向を探りました。このリサーチは、デパコス(価格3,000円以上)とプチプラ(3,000円未満)の魅力を解明し、どのような要因が世代別の選択に関与しているのかを詳しく分析したものです。
調査の背景
近年、SNSで注目を集めるバズコスメがプチプラ市場を活性化させる一方で、自己投資やご褒美としてデパコスの人気も高まっています。特にインフルエンサーのレビューは、消費者が実際に手に取る前に商品の情報を得る重要な手段となっています。この調査では、プチプラ派、デパコス派、及びその両方を利用するミックス派の購入基準を可視化しました。
調査概要
- - 調査対象: 全国の20代女性300名
- - 調査方法: Webアンケート(9設問)
- - 調査期間: 2025年6月13日〜6月17日
- - 主な分析軸: 年代、支出、購入チャネル、選択理由、スイッチ要因
購買傾向のサマリーズ
調査の結果、20代女性のコスメ支出には年齢による二極化が見られます。特に20〜22歳の女性は、1,000円未満のコスメを選ぶ傾向が強く、全体の4割を占めました。その一方で、10,000円以上のコスメを購入する層も他世代より多かったのです。これに対して、26〜29歳では3,000円以上の支出が増加し、全体の約3分の1に達しました。スマートな消費を志向する若年層とは異なり、社会人層は「機能への投資」を重視していることが明確になりました。
デパコスの購買比率は年齢が上がるにつれて増加し、20〜22歳では2割強、26〜29歳では3割を超えています。つまり、この年齢層の女性たちが初めてデパコスに挑戦するタイミングは23歳頃に集中しています。
コスメ購買の重要要因
調査婚より、コスメの購入において最も重視されているのは「価格」です。全世代で共通して最重要視されていることがわかりましたが、次に来る要因は世代によって異なります。特に、20〜22歳の女性ではSNSの口コミが非常に影響力大で、23〜25歳では多彩な色ラインナップが魅力的と評価されています。26〜29歳では色のバリエーションと機能的な成分が同じくらい重要視されるなど、世代によってシフトしています。
また、インフルエンサーやタレントの影響は、特に23〜25歳層で顕著であり、彼女たちが新しいブランドを試したりローテーションを行う際の重要な要因となっています。
ブランドスイッチの理由
ブランドを変更する際、20〜22歳ではSNSの口コミが大きな影響を持っていますが、23〜25歳では広告クリエイティブの力が顕著でした。26〜29歳になると、好みの色ラインナップに重きを置きながらもインフルエンサーの意見に対しては関心を持つ傾向があります。
まとめ
この調査結果から見えるのは、20代女性のコスメ購入における選択基準がいかに多様であり、年々シフトしているかということです。プチプラからデパコスへのブランド移動の背景には、様々な価値観やライフスタイルの変化が影響していると考えられます。もっと詳しく知りたい方は、GLAPの公式サイトから調査レポートをダウンロードできます。興味がある方はぜひ、こちらのリンクを参考にしてください。
調査レポート全文はこちら
このような多様なニーズを把握することは、今後のコスメ業界の戦略を考える上で不可欠です。