50歳以上の女性が選ぶ「ライブに行きたいアーティスト」
最高に情熱的な音楽体験を求める50歳以上の女性、それが「ハルメク世代」。最近、株式会社ハルメク・エイジマーケティングが行った調査によると、彼女たちが「ライブに行きたいアーティスト」として選んだのは、見事なラインナップです。最初に紹介するのは、1位に輝いた「サザンオールスターズ」!
サザンオールスターズ:青春のサウンドトラック
サザンオールスターズは、50歳以上の女性にとって特別な存在です。このアーティストの楽曲は、青春時代の思い出や感情を呼び起こすもの。彼女たちが「サザン」を選ぶ理由として多く挙げられたのは「曲・歌が好き」というシンプルな理由。ある55歳の方は、「今までチャレンジしてもチケットが取れなかったが、いまだに行きたい」とコメント。思い出を共にした曲や歌声が、人生の中で大切な「音の記憶」として深く刻まれているのです。
また、63歳の女性は「何の心配もなく過ごせた時代を思い出させてくれる」と語り、まさにサザンの音楽がその時代の幸福感を象徴しています。68歳の女性の声にも心が温まります。「元気が出そうだから、ライブに参加したい」。このように、サザンオールスターズは一世代の力量を持ちながら、今もなお人々の心をつかんでいるのです。
中島みゆき:深い歌詞に共感
2位には中島みゆきが選ばれました。彼女の音楽は、70代のリスナーにも根強い人気を誇ります。「曲・歌が好き」という理由が圧倒的に多く、特に61歳の女性は「歌詞に励まされている」と、その深い歌詞の力を実感しています。彼女はまた、中島が主催する「夜会」にも参加したいと熱望しています。
87歳の女性による「もう会えないのかと焦る」とのコメントには、世代を超えた音楽への思いが感じられます。中島みゆきの楽曲は彼女たちの人生を代弁し、感情を共鳴させる大きな役割を果たしているのです。
松任谷由実:青春の象徴
続いて、3位には松任谷由実が名を連ねました。70歳の女性から「大学時代、友達とよく聴いた。ユーミンは青春そのもの」といった思い出もあり、ファンたちは彼女の音楽を通じて当時の自由な日々を思い描いています。56歳の女性は「ずっと昔からファン」と言い、その全ての歌に愛情を注いでいます。
さらに、「荒井由実時代の曲も素晴らしい」との声もあり、実際に彼女の音楽は全世代に愛されてきたことがわかります。60代の女性からの「青春のドライブBGM」のコメントからも、松任谷由実の楽曲には多くの生きた記憶が詰まっていることが伺えます。
音楽がつなぐ過去と現在
今回の調査でわかったのは、50歳以上の女性たちが音楽を通じて自身の過去にインスピレーションを受け、現在の生活をより豊かにしているということです。若き日の思い出や希望が詰まった楽曲は、いまも色褪せることなく彼女たちに寄り添っています。
「ハルメク 生きかた上手研究所」の所長、梅津順江氏は、
「音楽は自身の過去とふれあう大切な旅。40代、50代、60代と、世代にわたって深い理解を持ったアーティストに触れることは、自分史の再生でもある。」とコメントしています。音楽は何よりも生きる力となるのです。
これからも、サザンオールスターズや中島みゆき、松任谷由実の音楽を通じて、世代を超えたつながりや思い出が広がっていくことでしょう。ライブを通じて、その音楽の力を体感できる日を楽しみに待ちたいものです。
「ハルメク」は、50代からの女性に向けた情報を提供する雑誌です。彼女たちの生きかたをサポートするために、健康やおしゃれ、ライフスタイルに関する様々な情報を発信しています。