IMOMの新たな経営体制誕生―若山新社長が描く未来とは？

IMOMの新体制と未来のビジョン

株式会社IMOMが新たな経営体制を発表し、2025年12月1日付で若山純氏が代表取締役社長に就任することが決まりました。同時に前社長の松田雄基氏は代表取締役会長に就任し、理念の伝承と組織の成長を支える役割を担っていくことになります。

新たなリーダーシップのスタート

若山氏は名古屋大学経済学部を卒業し、在学中に飲食事業を立ち上げて成功を収めた実績を持ちます。IMOMには2022年に参画し、取締役やCFOとして手腕を発揮してきました。彼のリーダーシップのもと、IMOMは福祉と飲食の両分野で新たな価値を生み出すことを目指し、これからの成長を進めていくのです。

松田氏は創業からIMOMの根幹を支えてきた存在であり、今後は理念を社内外に発信する役割に専念します。松田氏が築いた「誰もが生きやすい、寛容な社会をつくる」という理念は今後もIMOMの事業の基盤となり続けます。

若山社長のビジョン

若山社長は就任にあたり、2つの約束を掲げました。1つ目は創業者の理念の継承です。「働くことで得られる充実感を伝える」ことがIMOMの事業の根本にあり、単なる支援を超えた働く環境を提供することを目指します。第二の約束は、事業成長へのしっかりとしたコミットメントです。彼はIMOMが「日本を代表するソーシャルカンパニー」へとはずんでいくための道筋を描いています。

若山社長は「私たちが目指すのは単なる事業の拡大ではなく、誰もが生きやすい寛容な社会を実現するための変革主体であることです」と力強く宣言しました。事業を通じて社会的な価値の最大化に取り組み、持続可能な経営基盤を築くことが今後の目標です。

役員体制がもたらす変化

IMOMの新しい経営体制は、将来的な株式上場に向けたガバナンスの強化や事業の多角化を目指しています。特に松田氏が今後は理念の発信を通じてIMOMの文化をより深く根づかせることで、若山社長がそれを具体化した形で事業を推進していく体制が構築されます。この分業体制により、IMOMはさらに強力な組織力を発揮することでしょう。

将来へ向けた新たな挑戦

IMOMはすでに福祉と飲食という異なる分野で活動を行っていますが、これからも新たな価値創造に挑戦し続けると若山社長は明言しています。自社での仕事の場を増やすとともに、福祉事業の質を向上させる取り組みも推進し、日本全体に良い影響を与える企業を目指しています。若山社長は「会社は生き物です。絶対に変えてはいけない想いだけを守り抜き、100年続く福祉企業の礎を築きます」と力強く語りました。