POLE POLE STYLEのアレルギー対応支援サービスの展開
POLE POLE STYLE(ポレポレスタイル)は、アレルギーに関する問題を抱える企業や行政のために、アドバイザリーサービスの提供を強化し、本格的に展開することを発表しました。この動きは、重度の食物アレルギーや化学物質過敏症の当事者であるアレルギー備蓄食研究家®のAKKO氏の長年の経験を活かしたもので、アレルギー対応に悩む現場に実践的なサポートを提供します。
食物アレルギー問題の深刻化
日本国内では、食物アレルギーを持つ人々が全人口の1〜2%に達しており、特に大人になってから突然発症するケースが増加しています。相模原病院の調査によれば、成人の約10人に1人が特定の食物に対してアレルギー症状を示すと報告されており、食物アレルギーは決して子どもだけの問題ではありません。また、アレルギー表示制度の拡充に伴い、2023年には「くるみ」が特定原材料に追加され、2024年には「マカダミアナッツ」が新たに指定されるなど、状況が厳しくなっています。
職場におけるニーズの高まり
最近では、職場や教育機関、飲食施設などでのアレルギー対策へのニーズが急激に高まっています。厚生労働省も対応策を強化しており、全国の7つの都道府県において「両立支援コーディネーター」を配置し、治療と仕事の両方をサポートするモデル事業を開始しています。また、職業性アレルギーにおいては、労災認定されるケースが増え、企業における安全配慮義務がますます求められるようになっています。
現場の課題と企業からの関心
しかし現場では、アレルギーに対する配慮がどの程度必要かの判断がつかない、善意の対応がクレームに繋がるのではないかとの不安、専門知識を持った人材が不足している、などの深刻な課題が多く存在します。そのため、POLE POLE STYLEへの関心が高まり、2025年に開催された「第二回住まいのGood Air EXPO」では、企業や行政からの評価も得ました。このイベントを通じ、特に要配慮者に対する雇用時の配慮に対する企業の関心が高まっていることを実感しました。
新しいアドバイザリーサービスの内容
POLE POLE STYLEは、企業や行政向けに3つのプランを用意したアドバイザー契約を提供しています。具体的には、スタンダードプランでは月1回のZoom相談、プレミアムプランではオンライン相談に加え現地訪問が含まれ、エグゼクティブプランでは月2回の面談が行われます。それぞれのプランに応じたサービスが用意されており、企業のニーズに合った形でアレルギー対応をサポートします。
他にも多様な研修・セミナーサービス
また、セミナーや研修においては、企業や教育機関向けにカスタマイズしたプログラムを提供し、特別なニーズに応じたサポートも行っています。アレルギーに関する実践的で有用な知見を提供し、現場のニーズをしっかりと反映する実績があるのが大きな強みです。
まとめ
POLE POLE STYLEは、重度アレルギー当事者としての経験を基に、現実的で実践的な支援を行うことで、アレルギー対応が求められる現場のニーズに応えていきます。私たちは、これからもアレルギー問題についての理解を深め、より良い環境作りに貢献していくことでしょう。