脳波を可視化する新体験「Mindscape Entry」登場!
最近、注目を集めているのが、VIE株式会社がNTTドコモビジネスとのコラボレーションで実現した体験型インスタレーション「Mindscape Entry」です。この革新的なプロジェクトは、脳波計とニューロミュージックの技術を活用し、来場者に新たな体験を提供します。そこで今回は、「Mindscape Entry」について詳しくお話ししましょう。
体験型インスタレーションの概要
「Mindscape Entry」は、NTTドコモビジネスが運営する「OPEN HUB for Smart World」の一環として設置されたもので、エントランスに常設されています。このインスタレーションの目的は、来場者が自分の脳の状態に気づき、チームの一体感を深めることにあります。脳を整えることで、新しいビジネスのアイデアを生み出そうという試みです。
このインスタレーションを手掛けたのは、クリエイティブスタジオのワットエバー株式会社。彼らの手により設計された空間は、訪れる人々に圧倒的な没入感を提供します。
イヤホン型脳波計で自分の状態を可視化
来場者は、まずイヤホン型脳波計を装着します。この脳波計は、音楽を聴きながら脳波を測定できる優れもの。装着感が良く、有線での安定した接続を実現しているため、常設の展示にも適しています。
イヤホンを通じて流れてくるニューロミュージックは、脳の状態に影響を与えるよう科学的に設計されています。これにより、リラックス状態(シータ波)から集中状態(ガンマ波)に誘導され、体験者の脳波がリアルタイムで変化します。
専用の解析システムでリアルタイムに表示
このインスタレーションでは、体験者の脳波は瞬時に解析され、その結果は視覚的に表現されます。たとえば、集中しているときは地形が盛り上がり、逆にリラックスしているときは穏やかな風景が広がります。特筆すべきは、生成AIが脳波データに基づいて異なる風景を描き出し、それが重なり合うことで一瞬の美しい景色を生み出すことです。
脳波体験がもたらす新たな価値
「Mindscape Entry」は、脳波に影響を与えるニューロミュージックを活用した、これまでにない新しい体験を提供します。自分の脳の状態を視覚化することで、リラックスや集中を促す手助けをするだけでなく、チーム内のコミュニケーションをスムーズにし、ビジネスシーンでのアイデア創出に貢献すると期待されています。
このように、VIEとNTTドコモビジネスが生み出した「Mindscape Entry」は、単なるアート作品ではなく、ビジネスに新たな価値をもたらすための重要な取り組みです。脳波の可視化によって、私たちのマインドセットがどのように変わり、どのようにビジネスに影響を与えるか、ぜひご自身で体験してみてほしいものです。
VIE株式会社について
VIE株式会社は、神奈川県鎌倉市に本社を置き、ニューロテクノロジーとエンターテインメントの融合を目指しています。彼らの使命は、「味わい深い人生を」を掲げ、感性豊かな社会の実現に貢献することです。ウェアラブル脳波計やニューロテクノロジーを用いたサービスを開発し、日常生活での脳波計測を支援する技術を展開しています。
2024年3月には、シリーズA1ラウンドで3.05億円を調達し、さらなる研究開発を進める予定です。その成果が実を結ぶことを期待し、これからの活躍に目が離せません。