森永乳業が国際規格に新たなビフィズス菌測定法を採用！健康効果に寄与する新基準とは？

森永乳業が国際規格に新たなビフィズス菌測定法を採用！

森永乳業が、50年以上にわたり行ってきたビフィズス菌の基礎研究をもとに、新しいビフィズス菌測定法が国際規格として採択されました。この新たな測定法は、製品の品質向上と健康効果の更なる理解に貢献すると期待されています。

ビフィズス菌の重要性とは？

ビフィズス菌は、腸内フローラのバランスを保つために重要な役割を果たし、様々な健康効果が期待されています。そのため、ビフィズス菌を含む製品の生菌数を正確に測定することは、製品の品質を保証する上で欠かせません。現在の測定法は、広く用いられている培養法に基づいていますが、今回の改定案は、より安定的にその数値を測定できるよう改善されています。

新たな測定法の開発プロセス

今回の新たな国際標準ISO 29981 | IDF 220の改定は、森永乳業が主導し、アクションチームが結成されました。このチームでは、以下の2点を改善することを目指しました。
1. 粉末製品における溶解温度の適正化
2. 使用可能な希釈液の追加

それにより、従来よりも安定的にビフィズス菌の数を測定することが可能になります。

プロジェクトの進行とマイルストーン

この改定案は、IDF日本国内委員会から国際的な提案として提出され、2016年にはアクションチームが結成されました。その後、2019年から2022年までの間に様々なテストを実施し、2023年には日本とヨーロッパで研究所間の比較テストが行われました。その結果、規定された分析基準値内に正確に収まることが確認され、2024年11月26日に改定版が発行されることとなりました。