ティーンに正しい美容を届ける「TBZティーンビューティゼミ」の魅力
美容ジャーナリストの鵜飼恭子が主催する「TBZティーンビューティゼミ」は、2022年3月から東京都内で開催されている交流の場です。このイベントは、主にアルファ世代のティーンエイジャーを対象に、正しい美容知識を早期に専門家から伝えることを目的としています。鵜飼さん自身の娘がSNSでの美容情報から肌トラブルに悩んでいたことが、彼女がこのゼミを立ち上げるきっかけとなりました。美容に関する情報が手に入る現代ですが、若い世代が直面する悩みや問題は多岐にわたります。
本イベントの背景と目的
TikTokやInstagramなど、SNSが普及する中、特にティーンエイジャーは美容情報に触れる機会が多くなり、時に不安やトラブルを引き起こすことも。しかし、親世代は美容教育を受けることが少なかったため、子どもへの美容の伝え方に悩んでいます。そこで、第三者である美容の専門家が正しい情報を提供することで、子どもたちが安全で効果的な美容法を身につけられる機会を作り出しました。
α世代へのアプローチ
α世代は、Z世代とは異なり、人とのつながりを重んじる集団です。無加工で自分を表現する「BeReal」といったSNSの利用からもわかるように、彼らはホンモノのつながりを大切にしています。そのような世代に対し、自己肯定感を高めていくことが美に対する関心を高める重要な要素となっています。また、最近では、小中学生の間でもコスメの人気が高まり、美容への関心が高まっていることを受けて、彼らに向けた書籍やサービスも増えています。
イベントの内容
これまでに開催された「TBZティーンビューティゼミ」では、正しい肌の知識やスキンケア方法、短時間でできる韓国風のヘアスタイルのテクニックなどが学べました。ティーン向けの内容だけでなく、親の参加も多く、親子での美容知識の共有が進んでいます。
メイン協賛にはロゼットや小泉成器などが名を連ね、他にも多数の協賛企業が参加しています。また、品川女子学院の有志団体などによっても講演やワークショップが行われ、より実践的な知識を身につけられる場となっています。
美容教育のニーズの高まり
特に面白いのは、メンズスキンケアへの関心が母親から高まっている点です。最近では、男性美容ジャーナリストやブランド関係者による啓発も増え、さらには父親の参加率も過去最高を記録しています。これは、親たちが子どもたちと共に美容について学ぼうとする姿勢の表れです。
参加者のリアルな声
参加者にとっての最大の関心は、皮膚に関する知識や生理に関する疑問への理解を深めることです。ティーンエイジャーは、受験前のピル、ダイエットの副作用、婦人科受診のタイミングなど、多くの不安を抱えています。そのため、これらのトピックについて楽しく学び、親への手紙を作成するワークショップも開催されています。
まとめ
美容に関する正しい知識は、成長過程であるティーンエイジャーにとって非常に重要です。「TBZティーンビューティゼミ」は、イヤな思いをする前に、美容の基礎をしっかりと学べる場を提供しています。鵜飼恭子さんの情熱が詰まったこのイベントは、今後も多くのティーンにとって貴重な体験となることでしょう。