SusHi Tech TOKYO 2026
2026-05-19 10:17:55

「美の再定義からデータ共創マーケティングへ」SusHi Tech TOKYO 2026の成果をレポート

SusHi Tech TOKYO 2026でのパネルディスカッションのハイライト



2026年4月28日にアジア最大のイノベーションイベント「SusHi Tech TOKYO 2026」が開催され、ビューティーとテクノロジーを融合し、業界をリードする5社が集結しました。このイベントでは「美の再定義から始まるデータ共創マーケティング」をテーマに、パネルディスカッションが行われました。

登壇者の中川良子氏(モデレーター)をはじめとして、資生堂、中西裕子氏、アイスタイルの大島さやか氏、株式会社SISIの澤田実加氏、そして株式会社ViewBEの鈴木葉留奈氏が参加し、最新のデータ活用事例や今後の展望について議論を交わしました。ここでは、その中でも特に印象深い内容を振り返ります。

Act 1: 美容におけるデータ活用の最新事例



ディスカッションは、美容業界のデータ活用の現在を報告する形でスタートしました。中川氏は、約85%のトップブランドがAI技術を導入していると指摘し、美容領域におけるデータの重要性が増していることを強調しました。

  • - 完璧株式会社の中川氏は、ARやAI技術を駆使したバーチャルトライオンのサービスを提供し、美容に対する消費者の熱量を実感しています。「人々が自らデータを楽しんで提供している」と、その背景を説明しました。

  • - 資生堂の中西氏は、数千人待ちの反響を呼んだ「美の検診」を紹介。デジタル技術とリアル体験の融合が新たな顧客体験を生んでいると述べました。

  • - アイスタイルの大島氏は、日本最大級の美容プラットフォームを活用し、定量データの背後に隠れた生活者のインサイトを元にマーケティング戦略を提案しています。

  • - SISIの澤田氏は、自宅での肌解析に基づいたコスメブランドを展開し、「顧客が自らの状態を知りたがっている」とデータの価値を強調しました。

  • - ViewBEの鈴木氏は、頭髪と頭皮に特化した診断データを用いたデータドリブンマーケティングの実践例を紹介しました。

Act 2: データが生んだ体験変容



次のセッションでは、データによって生まれる新しい価値観と、心理的矛盾について話が進みました。

  • - 鈴木氏は、美容がヘルスケアよりも身近なトピックであり、消費者との接点を持ちやすいことを示唆し、美容的なアプローチが生活習慣の改善に繋がる可能性を指摘しました。

  • - 中西氏, 資生堂の代表は、データを肌や髪だけでなく、体内の状態やメンタルにも関連付けて考える東洋医学的アプローチの重要性を強調しました。

  • - 澤田氏は、データ解析が進むことで浮かび上がる人間らしい矛盾について話し、情緒的価値がデータだけでは把握できない重要な部分であると述べました。

Act 3: 次世代マーケティングの展望



最後のセッションでは、未来のデータ活用の姿が話し合われました。

  • - 澤田氏は、今後は診断だけでなく、ライフスタイルに寄り添ったブランドの役割が求められると述べました。

  • - 大島氏は、正解を知った上でのワクワク感の重要性を語り、AIによる感性データの活用方法について触れました。

  • - 中西氏, 資生堂はデータが一元化される未来を目指し、個人の「その人らしさ」を引き出す整合性のあるアプローチが必要だと語りました。

  • - 中川氏, パーフェクトはデータを美容体験のインフラとして構築し、生活者が無意識にその恩恵を受けられる環境を整えたいと語りました。

  • - 鈴木氏は、生活の質が向上するきっかけとなるような美容マーケティングの重要性を力説しました。

今回は、美容業界におけるデータ活用の進化と、そこで得られる新たな価値について考察した素晴らしい機会でした。今後のビューティーテクノロジーの発展に期待が高まります。


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