カメムシ対策を支援するE-Surfが学校にチャンスを提供

カメムシ対策を支援する株式会社E-Surfと吉城高等学校

最近、学校現場の悩みとしてしばしば挙げられるのが、カメムシの出現です。特に授業中に教室に侵入してくると、生徒の集中力が低下し、教育環境が損なわれることがあります。そこで、株式会社E-Surfがこの問題に取り組むことになりました。

E-Surfの取り組み

株式会社E-Surfは、「あったらいいな」というニーズを反映した製品を開発しています。その中で、カメムシに関する悩みを聞き、特に教育現場での苦労を理解しました。カメムシへの忌避スプレー「カメムシラボ」を開発し、岐阜県立吉城高等学校へ寄贈することを決定しました。これにより、学校内でのカメムシ被害を軽減し、快適な学びの環境を提供することを目指しています。

寄贈の内容

寄贈されたのは、カメムシラボという忌避スプレーで、1シーズン分が用意されています。これは、学校環境で実際に使用されることを前提にしたものであり、生徒の集中を妨げる要因を取り除く手助けとなります。

学校の反応

岐阜県立吉城高等学校の理数探究担当の門前教諭は、カメムシが授業中に教室に入ることで生徒の集中力が低下する様子を目の当たりにしており、「カメムシを寄せ付けないことに期待しています」とコメントしています。また、生徒たちもカメムシの対策を実際に行っており、昨年度の3年生が発見した歯磨き粉のミントの忌避作用についての研究などを行っているとのこと。

今回の寄贈について、生徒たちは「カメムシラボを使って、どの場所で使うと効果が高いか試してみたい」と前向きな態度を示しています。教育現場で実際に使用されることで、この新しい対策が有効であることを期待されています。

E-Surfのビジョン

E-Surfの代表取締役田中颯人氏は、「世界中に存在するまだ見ぬ可能性を挑戦する企業」として、カメムシラボを通じて世の中のニーズに応えることを目指しています。実際に困っている教育現場で使われることに喜びを感じており、未来を担う学生たちの学びの時間をストレスから解放する手助けができればと願っているとのことです。