STU48内海里音が詐欺防止のため岡山で啓発活動を実施

STU48内海里音が岡山で詐欺防止活動

岡山県警察が開催した特殊詐欺等被害防止緊急対策会議において、STU48の内海里音さんが特別防犯支援官として詐欺防止の啓発活動に登壇しました。この取り組みは、全国各地で被害が増えているオレオレ詐欺に対する対策として、多くの人々に正しい知識と予防策を広めることを目的としています。

会議では、始めに「岡山県警察特殊詐欺等被害防止一日広報警察犬」の委嘱式が行われ、岡山出身の俳優・オダギリジョー氏が監督した映画に登場する警察犬が任命されました。この警察犬は、詐欺防止に向けて地域の意識を高めるために活動します。

特殊詐欺の現状と対策の講話

続いて内海里音さんが登場し、特殊詐欺の最新の傾向について説明しました。「最近のオレオレ詐欺は年齢層を問わず広がっており、20代から50代の方々が被害に遭っています。犯人は警察官を名乗り、口座に犯罪が絡んでいると虚偽の説明をしてきます」と実情を語ります。

特に、電話でのやり取りにおいては、県内の被害の70%が国際電話を介したものであることが指摘され、携帯電話にも詐欺の電話がかかってくる傾向が強まっています。内海支援官は「海外からの電話を受ける必要がない方は、国際電話の着信を遮断することをお勧めします」と具体的な対策を提案しました。また、申請方法についても説明し、「オンラインでも申し込みが可能です」と利用しやすい手続きを示唆してくれました。

トークセッションでのメッセージ

会議の締めくくりには、内海さんとオダギリジョー氏とのトークセッションが設けられました。オダギリ氏は、「詐欺の被害者は自分が騙されない自信を持っている方が多いですが、実際には様々な問題が発生しています。特に、家族関係が壊れてしまうことが非常に辛い」と強いメッセージを伝えました。

内海支援官はこれを受けて、「特殊詐欺防止には地域全体の協力が不可欠です。今日の取り組みを通じて、皆さん一人ひとりの力が詐欺を防ぐ大きな力になることを信じています」と語りました。