お亀堂が挑む新たな未来
愛知県豊橋市にある株式会社お亀堂は、創業から70年の歴史を有する老舗の和菓子店。伝統を重んじながらも、近年の和菓子業界は高齢化や後継者不足の影響で、厳しい状況に直面しています。そこで、同社は大胆な一歩を踏み出しました。若手職人である芝波田が商品開発を任され、新しい価値を提案することになったのです。彼が手がけたのは、和菓子の技法を使った新感覚のクッキー『チーズそぼろクッキー』です。
和菓子業界の現状と変革の必要性
和菓子業界では、全国的に廃業が相次ぎ、職人の確保が課題になっています。しかし、問題の本質は人手不足にあるのではなく、若手職人にチャンスが与えられていないことにあります。お亀堂では、実践型の若手育成プロジェクトを展開し、彼らが企画から製造、販売までを手がける環境を整えました。このプロジェクトの第一弾として、芝波田が生み出したのが『チーズそぼろクッキー』なのです。
若手職人の挑戦
21歳の芝波田は、入社2年目の若手ですが、和菓子の職人技を活かして新たな価値を創造することを目指しました。彼のひらめきは、和菓子特有の「ほろり」と崩れる口どけを、クッキーという洋菓子の形で表現することでした。そのために、何度も試行錯誤を繰り返し、独自の「そぼろ状」構造を完成させました。
新食感の秘密
『チーズそぼろクッキー』は、細かくほぐした生地が空気を含むことで、ザクザクとした食感と、最後にほろりと崩れる口どけの両方を実現。これまでの硬いクッキーとは一線を画す新しい楽しみ方ができる一品に仕上がりました。
とまらないおいしさの構成
このクッキーには、クリームチーズとパウダーチーズが使用されています。甘さのなかにほんのりとした塩味が加わり、思わずもう一口手が伸びてしまう魅力的な味わいが特徴です。販売価格は税込350円で、若手職人が自ら市場調査をもとに設定した、気軽に手に入れられる値段です。
限定販売の仕組み
お亀堂の『チーズそぼろクッキー』は大型生産ではなく、不定期製造かつ売り切りで販売されます。今後も若手職人が製造計画から在庫管理までを担い、実践的な経営の知識を学んでいくことを目指します。
未来を託す若手の成長
お亀堂の代表取締役・森貴比古氏は、単に和菓子を守るだけが未来ではないと語ります。若手職人に挑戦を与え、失敗を恐れずチャレンジできる環境を作ることが和菓子業界の生き残りに必要であると信じていますと。同社の今後の取り組みは、次の70年への一歩であり、それを担うのが若手職人たちなのです。
商品概要
- - 商品名:チーズそぼろクッキー
- - 価格:350円(税込)
- - 賞味期限:10~20日
- - 発売日:2026年2月24日
- - 販売方法:不定期製造・売り切り販売
お亀堂のこれから
『チーズそぼろクッキー』は、ただの洋菓子ではありません。70年の歴史を持つ老舗が、若手職人に未来を託し、進化を果たすための表れなのです。あくまで伝統を尊重しつつ、未来へ向けて歩み続けるお亀堂から目が離せません。
会社概要
- - 会社名:株式会社お亀堂
- - 所在地:愛知県豊橋市南小池町164
- - 代表者:森貴比古
- - 公式サイト:お亀堂 HP
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