地域のフードイノベーションを体感！東三河FOOD DAYS 2025開催レポート

2025年9月19日と20日の2日間、愛知県豊橋市で「東三河FOOD DAYS 2025」が開催されました。このイベントは、全国から集まった食と農のキーパーソンが集まり、地域の力を引き出すための様々な活動を通じて、地域活性化を目指すものです。

開催の背景

サーラ不動産株式会社が推進する「東三河フードバレー構想」に基づき、地域内外のプレイヤーを集め、交流を深めるための場としてこのイベントが設けられました。東三河地域は、豊川用水や恵まれた日照時間による豊かな農業地帯。総農業産出額は1,500億円を超え、多彩な農産物が生産されています。

このイベントの目的は、参加者が「語らう」「繋がる」場を提供し、地域の食と農の魅力を広めることにあります。

各コンテンツ紹介

「東三河FOOD DAYS 2025」では、2日間にわたり、いくつかの重要なイベントが行われました。DAY1では、地域の食に関連する多様なテーマでのセッションが行われました。特に印象に残ったのは、以下の3つのセッションです。

1. OPENING TALK

初日のオープニングトークでは、株式会社UnlocXの田中宏隆氏が登壇し、地域から生まれるフードイノベーションの可能性について語りました。新たな食の創造が地域にもたらす変革についての多角的な視点が非常に興味深く、多くの参加者の関心を引きました。

2. CROSS TALK

続いて行われた「CROSS TALK」セッションでは、農業や食に携わる「作り手」と各種の「創り手」とのコラボレーションの可能性について議論されました。参加者は、それぞれの立場から多様な意見を交換し、地域の特有の資源を活かした新たな出発点を探りました。内容は、観光業との組み合わせや、アグリテックとの連携、さらには都市型農業についても触れられました。

3. FOOD CREATOR AWARD

次世代のフードクリエイターを応援するための「FOOD CREATOR AWARD」では、選出された6名の候補者がそれぞれのビジョンや計画を発表しました。この受賞者には、サーラグループが半年間の支援を行うこととなり、地域の未来を築く一助となることが期待されます。

CROSS PARTY

イベントの夜には立食形式の「CROSS PARTY」が行われ、参加者同士が活発に交流しました。地元の食材を使った料理を楽しみながら、多くの出展者のこだわりや魅力を直接体験できる貴重なひとときとなりました。

DAY2の魅力

2日目には「CROSS WALK」と「CROSS DINNER」が実施され、参加者は食の生まれる現場を巡ったり、特選の料理を味わったりしながら、新たな知見と感動を得たことでしょう。

CROSS WALK

参加者は山と海の2コースに分かれ、東三河の自然を満喫しながら、食材や生産のプロセスについて深く学ぶ機会となりました。地元の生産者との触れ合いから、食がどのように育まれ、連鎖していくのかを体感し、地域の魅力を新たに認識することができました。

CROSS DINNER

最終日を締めくくる「CROSS DINNER」では、3名のシェフによって創られたスペシャルブッフェが提供され、それぞれがこだわりの食材や料理の背景を語りました。料理への情熱が感じられる演出によって、参加者はただ食べるだけではなく、深い物語に触れることができる特別な体験を享受しました。

来場者の声

参加者からは、普段は関わることの少ない業界の方々との交流ができたことが非常に嬉しかったとの声が寄せられました。また、生産者と直接会話し、新しい可能性を探る良い機会となったと感謝の意が示されました。

まとめ

今回は第2回目の開催となった「東三河FOOD DAYS 2025」。昨年に引き続き多くの方々が集まり、特に地域外からの参加者も増加しました。これをきっかけに、東三河の多彩な可能性を全国に広める道が開かれることでしょう。今後、この熱がどんどん広がり、多くの人々に新たな食との出会いを提供することが期待されます。地域の力を生かし、新たな事業やアイデアが発展し、東三河が「フードクリエイターの聖地」として成長することを願います。