彩雲堂とbe GELATOが手掛けた新しい和風ジェラート
島根県松江市の和菓子店・彩雲堂と東京のジェラートブランド・be GELATOが共同で開発した新しいスイーツが登場します。2つのブランドが手を組んで、古き良き和の素材を現代的な形で表現したこのジェラートは、特に注目すべき一品です。2026年2月に松屋銀座で開催されるバレンタイン催事にて先行販売されます。
和の素材を現代に再構築するプロジェクト
このプロジェクトは、和の素材の魅力を新しい形で伝えることが目的です。彩雲堂の銘菓「若草」の技術や素材を活かし、今日的な冷菓に昇華させています。重要なポイントは、「生餡」や通常廃棄される「あずきの煮汁」といった副産物を徹底的に活用することで、ジェラートとしての美味しさを最大限に引き出すためのレシピ設計が行われています。
メニュー詳細
よもぎジェラート
このジェラートには、島根県産のよもぎがたっぷりと使用されています。その香りと、オーガニックホワイトチョコの絶妙な組み合わせが特徴で、まさに「よもぎ若草」を現代に蘇らせた一品と言えるでしょう。
小豆とほうじ茶ジェラート
こちらは小豆の生餡と煮汁をしっかりと使ったアップサイクルジェラートで、香ばしい深焙煎ほうじ茶を組み合わせることにより、和の奥行きを感じる上品な味わいに仕上げられています。どちらも価格は1,100円(税込)で提供されます。
サステナビリティと地域性に配慮
プロジェクトでは、サステナビリティが重要なテーマとなっています。彩雲堂の山口社長は、通常は廃棄される煮汁がジェラートとの相性が良いことに関心を持ち、これを活用することができないかと考えました。この取り組みは、和菓子製造における副産物を新しい価値に転換する試みの一部です。
さらに、彩雲堂は島根県内の生産者と連携し、よもぎの価値を高めるために約3年をかけた研究開発を行ってきました。この努力によって、ホワイトチョコと組み合わせてもよもぎの独特な香りと旨味がしっかりと感じられる製品が誕生しました。
和文化の現代的解釈
伝統的な和菓子が若い世代に届きにくい現状を踏まえ、アイデアとして生まれたのがこのジェラートです。手軽で低価格な和菓子が多く流通する中で、各ブランドが、和素材を新しい形で再解釈し、和菓子文化の新たな入口を作ることを目指しています。
先行販売と今後の展開
「よもぎジェラート」と「小豆とほうじ茶ジェラート」は、2026年の2月4日から14日まで松屋銀座で販売されます。また、3月には東京・日比谷の島根県アンテナショップ「日比谷しまね館」での販売も予定されており、地域の素材の魅力をさらに多くの人々に知ってもらう機会となるでしょう。
このように、伝統と革新が融合した新たな和スイーツは、期待を超える魅力を持っています。ぜひ、この機会を逃さず、異なる味わいの体験を楽しんでみてください。