BEAMSが北アメリカに新たな拠点を設立
株式会社ビームスが2024年9月、アメリカ・ロサンゼルスに現地法人BEAMS America, Inc.を設立しました。これは、北アメリカ市場におけるビジネスの基盤を強化し、これまでにない新しい展開を実現するための重要なステップです。元々、BEAMSは1976年に東京・原宿でスタートし、今や国内外でおなじみのファッションブランドとして親しまれています。
新たに設立されたBEAMS Americaは、1980年代からアメリカでのファッションの買い付けを支えてきたPacific Fashion Works, LLCとの合弁会社として誕生しました。これにより、現地の需要に応じた商品展開が可能となり、今後の成長が大いに期待されます。
ロサンゼルスでのポップアップショップ
2025年3月7日から4月20日まで、ロサンゼルスのダウンタウンにおいてメンズカジュアルレーベルBEAMSのポップアップショップがオープンします。このショップは、季節ごとに変わるファッションを展開するもので、ローカルのコミュニティとの交流を深めるためのイベントも計画されています。具体的には、新商品のローンチイベントやレセプションパーティーが行われ、地域の方々と一緒に盛り上がる予定です。
店内では、BEAMSオリジナルの商品を中心に、Levi’sやNEEDLESとのコラボレーションアイテム、さらにはサーフ・スケート文化にインスパイアされたブランドSSZの商品も販売される予定です。これにより、アメリカ市場におけるBEAMSの存在感を一層強めることが期待されます。
ECサイトの開設も計画中
さらに、春には北アメリカ向けのECサイト(beams-america.com)がローンチする予定です。このサイトは、アメリカ国内への配送に対応し、常時利用可能なオンラインストアとして機能することになります。これにより、BEAMSのファッションがより多くの人々に手に入る機会を提供します。
地域貢献への思い
設楽洋社長は、この50周年を迎える際のビジョンとして、アメリカの文化と日本の文化が融合し、新たな価値を生み出すことを掲げています。また、今年1月にカリフォルニア州で発生した大規模な山火事に際しては、地域社会への支援としてアメリカ赤十字社に寄付を行うなど、社会貢献にも力を入れています。地域の復興に寄与することが、BEAMSブランドの理念でもあるのです。
BEAMSの歴史と未来
1976年に東京・原宿で創業を始めたBEAMSは、小さなセレクトショップからスタートしましたが、ファッションやアート、ライフスタイル全般を監修したセレクトショップの先駆けとして成長を続けてきました。国内外で約170店舗を展開し、多様なライフスタイルを提案することで、幅広い世代に支持されてきました。
今後もBEAMSは、さらに進化を続ける中で、ファッションの域を超えて新しいコミュニティを形成し、文化の架け橋としての役割を果たしていくことでしょう。
ロサンゼルス、そしてアメリカ市場への本格的な進出を果たすBEAMSの今後の展開にぜひ注目してください。