ナリス化粧品が開発した革新的ナノ乳液の魅力とは？

ナリス化粧品が生み出した高浸透ナノ乳液

近年、スキンケア市場ではダイレクトに肌に効く製品が注目されています。その中でも、株式会社ナリス化粧品が新たに開発したナノ乳液が大きな話題を呼んでいます。このナノ乳液は、同社独自の高圧乳化技術を活用しており、高い浸透力と肌のバリア機能を兼ね備えています。

高圧乳化技術とは？

ナリス化粧品が開発した「iPF（アイピーエフ）テクノロジー」は、油溶性成分をマッハのスピードで衝突させることで、乳化粒子をナノサイズにまで小さくする独自の製法です。この技術により、化粧水にべたつき感を減少させ、心地よい使用感が実現することで、多くのユーザーから好評を得てきました。この度、同技術を応用し、乳液の新処方に取り組むこととなりました。

ナノ乳液開発の経緯

ナリス化粧品の研究チームは、「ナノ乳液」の開発を進める中で、単に物理的に小さくするだけではなく、高い浸透力とバリア機能を持たせることに重点を置きました。乳液は肌表面で広がり、しっかり密着することが必要であり、そのためのとろみを持たせる工夫が求められました。

一般的には増粘剤を用いることが多いですが、高圧乳化技術によるナノ乳化では、逆に液体がサラサラになってしまうことがあります。そこで、特定の界面活性剤を用いることで、みずみずしさとともに適度な粘度を持つナノ乳液を開発することに成功しました。

効果の実証

新開発のナノ乳液は、バリア機能と保湿力においてもその効果が実証されています。比較実験では、ナノ乳液を使用した肌は水分蒸散量が大幅に抑えられ、従来の乳液と比較しても明らかに保水力が増していることが確認されました。この結果からも、高い浸透力と肌に適した使用感を兼ね備えていることが明らかです。

研究者の想い

このプロジェクトのリーダーである内田理沙は、開発に際して「革新的な浸透感を持つ乳液」を目指して尽力してきました。彼女は、「適度なとろみを持たせることは一見シンプルに思えるが、実際には非常に繊細なプロセス」であると語ります。このプロセスには多くの試行錯誤があり、何度も試作品を重ねる中で、ナリス化粧品として初の技術確立を果たしました。