心の重荷をおろす
2025-08-19 12:49:42

心の重荷をおろすために。RKBラジオが描く障がい者のきょうだいの実情

障がい者のきょうだいの心の重荷をおろす



2025年1月3日に放送されたRKBラジオのドキュメンタリー番組『障がい者のきょうだい~心の重荷をおろして~』が、九州・沖縄地区の日本民間放送連盟賞ラジオ教養番組部門で見事1位を獲得しました。この嬉しいニュースは、障がい者を持つ家庭の中でも特にきょうだいの視点からの問題を扱い、その重要性を世に広めるものです。

きょうだいの声を聞かせて



この番組は、障がい者自身やその親に焦点を当てることが一般的な中、きょうだいが直面する心の負担に耳を傾けています。今回の作品では、太田信介さんが中心人物として、彼の自閉スペクトラム症の弟・宏介さんとの関係や、彼自身の過去の経験を交えて語りました。信介さんは、弟の存在を一時期隠したことがありましたが、仕事や生活に追われる中で、宏介さんのアートに癒されることで心が軽くなることに気づきます。

変化の始まり



その経験から、信介さんと宏介さんはアートビジネスを共同で手掛けることになりました。宏介さんの作品は、独創的な色使いと大胆な動物画で、時には100万円を超える価格で取引されることもあります。2024年秋にはTBSの番組に作品が採用されるなど、全国に多くのファンを抱えています。

きょうだい会の重要性



信介さんは、「福岡きょうだい会」を立ち上げ、その他の若いきょうだいたちを支援したいと考えています。このように彼の活動は、障がい者を持つ家庭における「きょうだい」の現実や、結婚や親亡き後の問題などの重要なテーマに焦点を当てています。番組内には、これらのメンバーとのインタビューもあり、きょうだいが抱える思いを打ち明ける場を提供しています。

家族の問題として考える



審査員からは、「障害の有無にかかわらず、家族全体の問題として考えさせられる内容だった」とのコメントが寄せられました。このような放送が、障がい者やそのきょうだいの人々が外の世界とつながるきっかけになればと期待しています。

再放送のご案内



今回の受賞を記念して、RKBラジオでは8月30日(土)午後2時から再放送が予定されています。ぜひ多くの方にこの感動的な番組を聞いていただき、そのメッセージを共有してください。

番組情報


  • - 番組名: RKBラジオドキュメンタリー『障がい者のきょうだい~心の重荷をおろして~』
  • - 放送日時: 2025年1月3日(金) 18:00~19:00
  • - 制作: ディレクター・石川恵子、編集・寺岡章人、ナレーション・田中みずき、プロデューサー・宮岡朋治
  • - 番組ウェブサイト: RKBラジオ公式サイト

この作品が多くの人に届き、障がい者のきょうだいの心の重荷が少しでも軽くなることを願っています。


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