DJ達が語る「rekordbox」の活用法—音楽制作の新たな道を拓く

DJアプリケーション「rekordbox」は、音楽制作の新しい可能性を広げています。Dropbox社との提携により強化されたこのプラットフォームは、プロのDJや音楽アーティストにとって必須のツールとなっています。ここでは、TREKKIE TRAXの主宰アーティストであるSeimei氏とCarpainter氏の利用事例を通じて、その魅力や機能を紹介します。

rekordboxの進化とその魅力

「rekordbox」は、2009年にリリースされて以来、アーティストたちの音楽スタイルを変革し続けています。楽曲の解析や設定、そしてライブパフォーマンスの準備など、DJに必要な要素を一手にまとめて行えるという利便性が最大の魅力です。アーティストたちは、膨大な楽曲の中から瞬時に選ぶスキルが求められますが、rekordboxはその作業をサポートします。

さらに、rekordboxの「Professionalプラン」には、Dropboxとの連携により5TBのクラウドストレージが付帯されており、多様なファイルを保存することが可能です。これにより、音楽制作やパフォーマンスの準備が一段と効率化されています。

Seimei氏とCarpainter氏の活用方法

DJパフォーマンスの充実

Seimei氏とCarpainter氏は、2018年からrekordboxを使用しており、今や「rekordboxなしでは困る」と絶賛しています。彼らが特に評価しているのは、思いもよらない楽曲の組み合わせを発見できるその柔軟性です。これにより、オーディエンスの反応が向上したと言います。

また、密に使われている機能の一つがSYNC機能です。これはDJパフォーマンス中にテンポを自動的に合わせるもので、Seimei氏は「選曲に集中する時間が増えた」と述べています。これにより、彼はより新しいことに挑戦できるようになったのです。

高度な整理機能

感覚だけでは難しい多くの曲を扱う中で、Seimei氏はrekordboxのプレイリスト機能が役立つと語ります。事前に作成したプレイリストは、容量を圧迫することなく、異なるイベント向けに同じ曲を使うことができます。Carpainter氏も、プレイリストの整理のしやすさに感謝しています。特に、スマートフォンとの連携も評価されており、移動中でも作業ができる点が魅力的です。

検索機能とタグ付け

Seimei氏は、rekordboxの検索機能を駆使し、レイブやボーカルといったタグを付けて楽曲を管理しています。これにより、約2万曲のライブラリからも瞬時に必要な曲を見つけ出すことが可能です。さらに、キー解析機能により、予想外のジャンルの組み合わせが見つかる楽しさもあります。

Dropboxの利便性

Dropboxのクラウドストレージは、音楽制作やライブ活動において必需品です。Seimei氏とCarpainter氏は、Dropboxを活用することで、データのバックアップやメンバー間のフィードバックのやり取りがスムーズに行われています。特に、Dropbox Replayは、コメントやフィードバックを一元管理できるため、制作活動の効率化に大きく貢献しています。

このように、rekordboxとDropboxの組み合わせは、DJとしてのパフォーマンスだけでなく、音楽制作全体をサポートする強力なプラットフォームへと進化しています。今後も音楽界でのさらなる発展が期待されます。