広島市の高校生たちが生んだ平和への願い
広島市立基町高等学校の生徒たちが、平和への祈りを込めて特別なトロフィーを制作しました。このトロフィーは、2026年1月18日に開催される「天皇盃 第31回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」のメインスポンサーである株式会社大創産業の依頼によるものです。大会を通じて、スポーツの振興と共に次世代が平和について考える機会を提供することが目的です。
トロフィー制作の背景
今回制作されたトロフィーは、倒れない生命力の象徴、「平和の花カンナ」をモチーフとしています。被爆後の広島に最初に花を咲かせ、人々に復興への勇気を与えたカンナの存在は、平和の象徴として強いメッセージを持っています。そのトロフィーの色彩は、カンナの美しい赤やオレンジのグラデーションで表現されており、一目見ただけでその美しさに心を奪われます。
また、トロフィーには平和記念公園の「原爆の子の像」に捧げられた折り鶴を再利用することで、戦争の悲惨さと平和への思いを伝える意義が込められています。世界中から集まる折り鶴に寄せられた願いを昇華させ、選手たちが未来へ飛び立つ鶴のような存在であってほしいという願いも込められているのです。
高校生たちの言葉
制作に参加した高校生たちは、「平和をテーマにしたトロフィー制作を通じて、私たち自身が平和の意味を深く考え直しました。私たちの考えた平和の形が、多くの人に届くことを願っています」と話しています。彼らの思いが詰まったこのトロフィーが、選手たちや観客に平和の大切さを感じさせてくれることでしょう。
大創産業の意義
大創産業は2015年から天皇盃 全国男子駅伝のメインスポンサーとして活動しており、この大会を通じて平和のメッセージを日本国内外に発信してきました。特別協賛社賞を授与し、平和記念公園をスタート地点とすることで、スポーツと平和を結びつける新たな形を模索しているのです。トロフィーの制作も、その一環として高校生たちに平和について考えるきっかけを作るために始まりました。これまでに5回の授与を迎え、高校生たちの作品は毎回多くの人々に感動を与えています。
まとめ
平和記念公園の近くで制作されたトロフィーは、ただのスポーツの賞品ではなく、平和に対する思いが込められた特別な存在です。高校生たちが手掛けたこのアートピースが、選手たちの挑戦を今後も支え、不屈の精神を伝え続けることでしょう。平和な未来を願う気持ちを、私たちも心に刻みたいものです。