富山の魅力を生かす新スキンケアプロジェクト
水橋保寿堂製薬株式会社が、新たに「日本一の美肌プロジェクト」というスキンケア開発の取り組みを2025年7月31日から開始します。このプロジェクトは、富山県の豊かな自然資源を生かした持続可能な商品を開発し、地域の活性化にも寄与することを目指しています。
プロジェクトの背景
地球温暖化や紫外線の影響、SNSによる外見意識の高まりが、特に若年層の肌トラブルを深刻化させています。水橋保寿堂では、この社会的な課題に対処するため、肌ケアの在り方を見直し、地域資源を活用したスキンケア商品を開発することを決定しました。
富山県は、日照時間が短く、年間降水量が多いことから、質の高い地下水に恵まれています。環境省の『名水百選』にも選ばれる水源が多く存在し、富山大学の研究では『日本一おいしい水』と称されるほど水質が高いことが知られています。このような自然環境は、スキンケア製品の開発においても大きな可能性を秘めています。
アップサイクルの可能性
本プロジェクトでは、富山のブランド米「富富富」(ふふふ)の製造過程で生成される米ぬかに着目しています。米ぬかは、これまで活用されることが少なかった未利用資源ですが、実はビタミンやミネラル、保湿成分が豊富に含まれています。この米ぬかをアップサイクルし、富山湾の海洋深層水と組みわせた化粧水を開発することが第1弾のプロダクトとなります。
この新しい化粧水は、地域の経済に貢献しながら、美容にも役立つ商品として期待されています。商品は12月に完成する予定で、発売を心待ちにしている方も多いでしょう。
地域との連携
水橋保寿堂では、富山県の地域資源を活用したスキンケア商品開発だけでなく、地域社会や次世代との連携にも重きを置いています。協賛企業や学生インターンを募り、多様な視点からプロジェクトに参加する機会を提供します。
協賛企業募集
スキンケアの開発に賛同してくださる企業を募集中です。協賛企業には、2025年12月に東京で開催される新商品発表会においてブース出展などの特典が用意されています。
学生インターン募集
大学生を対象にしたインターンシップも行っています。スキンケア商品開発や地域資源の活用に関心がある学生はぜひご応募をご検討ください。
発足発表会の開催
新プロジェクト発足に伴い、7月31日に発表会が開催され、専門家や地元生産者が登壇しました。皮膚治療の専門家である青山スキンクリニックの冨田院長は、富山の海洋深層水や米ぬかの特性を生かしたスキンケアが期待できると語っています。
生産者側からも、「富富富」ブランドが食物だけでなく化粧品として多くの人に届けられることに喜ばれています。これにより、富山の魅力が広く伝わることが期待されています。
まとめ
水橋保寿堂製薬による「日本一の美肌プロジェクト」は、富山県の豊かな資源を活用し、持続可能なスキンケア商品の開発を通じて地域経済の活性化にも貢献することを目指しています。このプロジェクトは、美容と社会に新たな可能性を与える試みであり、多くの期待が寄せられています。今後の展開に目が離せません!