地球の色を感じるアートを国連で体験!
宇宙からの視点で描く地球の色
スカパーJSAT株式会社が展開する「SATELLITE CRAYON PROJECT」は、宇宙の衛星画像から地球の色を切り取り、その魅力を伝えるプロジェクトです。特に「海のクレヨン」は、多くの人々に地球環境への理解を促進するための重要なツールとして機能しています。今回、このプロジェクトが2025年に開催される「第3回国連海洋会議(UNOC3)」で公式展示されることが決定し、世界中の人々とそのメッセージを共有できる貴重な機会となります。
海洋教育の重要性
この特別な展示は、ユネスコ政府間海洋学委員会(UNESCO-IOC)からの要請に基づいています。海洋リテラシーを身につけた世代を育てることを目的とした「Beyond Border: Ocean Futures Pavilion」において、スカパーJSATは「海のクレヨン」100セットを提供します。来場者は、実際の衛星画像から抽出された海の色のクレヨンを使って自身のアートを表現し、「海って何色?」というシンプルな問いかけを通じて、海に対する理解と関心を深めることができるのです。
親子で楽しむアートワークショップ
国連海洋会議の期間中、子ども向けの「Kids Ocean-Inspired Painting Workshop」も開催され、参加者は自由に海をテーマにした絵を描くことができます。また、スカパーJSATの社員によって行われる特別ワークショップでは、各国の教育関係者に向けて「海のクレヨン」の使い方を紹介する予定です。このような体験型ワークショップは、海洋保護活動への意識を高め、次世代に繋がる大切な一歩となるでしょう。
海洋への理解を深める企業の取り組み
スカパーJSATは、UNESCO-IOCおよびPRADAグループが進める「SEA BEYOND」の理念に共感し、海洋教育への支援を続けています。この教育プロジェクトは、これまでに世界35,000人以上の学生に海洋に関する知識を提供してきた実績があります。さらに、今後は海洋リテラシーを広めるための活動を強化し、持続可能な社会の実現に寄与していく考えです。
未来を担う世代に必要な視点
ユネスコのシニア・プログラム・オフィサーであるフランチェスカ・サントロ氏は、「SATELLITE CRAYON PROJECT」が子どもたちの好奇心や創造性を育むことに寄与し、海洋保護に関する意識を高める素晴らしい取り組みであるとコメントしています。このプロジェクトが、未来を担う世代にとって「青い地球」を守る力になることを期待しています。
2025年国連海洋会議の詳細
国連海洋会議(UNOC3)は、持続可能な開発目標14(SDG14)「海の豊かさを守ろう」を達成するための国際的な枠組みとして位置付けられています。フランスとコスタリカが共同主催し、2025年6月にはフランスのニースで開催予定です。この会議では、各国政府や国際機関、市民団体、企業が参加し、海洋に関する課題を議論する場となります。また、一般来場者向けの「Green Zone」では、展示やワークショップなども実施され、幅広い層の参加が期待されています。
新たな挑戦と未来への展望
「SATELLITE CRAYON PROJECT」は、今後も地球に対する好奇心を育む活動を続け、持続可能な未来へ向けた新しい挑戦を続けていきます。クレヨン制作やカラーブランドの展開、教育プログラムの充実など、多様な取り組みを通じて、より多くの人々に地球の美しさとその保護の重要性を伝えていくでしょう。