福岡で初開催のダンスアカデミー、子どもたちの表現力を育む特別授業

福岡で初めてのダンスアカデミーが開催される

福岡市立博多小学校において、全国で1,800人が参加する共創型教育プログラム「ダンスアカデミー」が初めて実施されます。このプログラムは、専門学校が小学生に向けてダンスを教える取り組みで、地域と教育機関の連携が強化される貴重な機会です。

プログラムの詳細とスケジュール

「ダンスアカデミー」の授業は、2022年度から全国的に拡大し、東京や仙台に続く3か所目として福岡で行われます。授業は11月28日から12月5日までの間に計4回行われ、最終日には1年生による発表会があります。具体的なスケジュールは以下の通りです。

- 11月28日（金）：顔合わせ・課題曲発表
- 12月1日（月）：練習
- 12月3日（水）：練習
- 12月5日（金）：発表会

場所は博多小学校、対象は約90名の1年生です。授業は毎回、1クラスずつ行われ、児童は楽曲に合わせて自由な振付を学んでいきます。

専門学生と児童の交流

このプログラムでは、福岡スクールオブミュージック＆ダンス専門学校の学生たちが、自ら選んだ楽曲に振付を考えて指導します。マンツーマンで指導を受ける児童たちは、ダンスを通じて自己表現や協力することの楽しさを学びます。発表会では、彼らの練習の成果が披露され、仲間と協力して作り上げた作品がステージで光輝きます。

共創型教育の意義

「ダンスアカデミー」は、文部科学省が重視する「表現運動」の理念に基づき、創造力やコミュニケーション能力を育むことを目的としています。2025年度には、東京、仙台に加えて福岡でも初開催となり、全国で約700名の児童が参加する予定です。

学生にとっても、教える立場での経験を通して指導力やリーダーシップを習得できる貴重な機会となります。参加した専門学生の中には、「小学生にダンスの楽しさを伝えたい」と意気込みを語る姿もありました。