名香「蘭奢待」の魅力
2025-05-08 11:38:27

戦国時代の名香「蘭奢待」が現代に生まれ変わった理由とは?

戦国時代の名香「蘭奢待」が現代に生まれ変わった理由とは?



日本の歴史に名を刻む香木「蘭奢待(らんじゃたい)」が、現代の香水として再登場しました。この貴重な香りは、フレグランスブランドCavtoが手掛けた【戦国の香り】蘭奢待 オードパルファンとして、今手に入る限定250本の香水として発売されました。

蘭奢待とはどのような香木なのか?



「蘭奢待」という名前は、奈良の東大寺にある正倉院に保管されている特別な香木に由来しています。この香木は、織田信長や足利義政、明治天皇といった歴史上の著名人たちによって愛用されてきました。特に「蘭奢待を持つ者は天下を取る」という言い伝えがあることから、その名は世に知られています。この香木の大きさは約156cm、重さは11.6kgにも及び、現在も皇室によって厳重に管理されています。

Cavtoによる新たな香りの解釈



フレグランスブランドCavtoは、「蘭奢待」の香りを現代の嗜好に合わせて再構築しました。特に、香道の文献に記された「軽やかで清らかな香り」という表現を参考にし、香木の奥深さと優美さを再現した香水が誕生しました。これにより、ユニセックスで使用しやすい香りが実現されました。

蘭奢待の神秘的な伝説



「蘭奢待」の名前には、東大寺の文字が隠されていると言われ、その命名には深い意味合いが含まれています。足利義政は、この香木の一部を香りとして楽しんだ最初の人物であり、信長は1574年に茶会でこの香木を使用しました。その香りは600年を経てもなお残っていたとの記録もあるため、その特別な香りには現代においてもその価値が高く評価されています。

香調の複雑さと優雅さを再現



CavtoのCEOである木村梨々華が、歴史的資料や香木に関する文献をもとに香調を設計し、日本の老舗香料工房と共同で開発されました。蘭奢待は香道では「甘・辛・酸・苦・塩」の全てを含む複雑な香りを持つと言われ、その特徴を忠実に再現しています。

香りの成分


  • - トップノート: カルダモン、ブラックペッパーが加わり、スパイシーな香りから始まります。これは蘭奢待がシルクロードを渡ってきた歴史とも重なります。
  • - ミドルノート: フリージアやオーキッドの柔らかな花の香りが、優雅さを引き出しています。
  • - ベースノート: ウード、アンバー、バニラが深みと余韻を生み出し、8〜10時間続く香りを楽しむことができます。

商品情報



  • - 商品名: 【戦国の香り】蘭奢待 オードパルファン 50ml
  • - 価格: 税込7,800円(送料無料)
  • - 発売日: 販売中(初回生産250本)
  • - 購入方法: Cavto公式オンラインストアにて

最後に



「歴史に刻まれた香りを復元するだけでなく、現代の私たちの生活に馴染む香りとして新たに仕立てたいと思いました。蘭奢待の記憶と余韻が日常に溶け込み、心を豊かにしてくれることを願っています。」と木村梨々華CEOは話します。この貴重な香水を手に入れることで、歴史の一部を日常に感じることができるでしょう。ぜひその特別な香りを体験してみてはいかがでしょうか。


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