コーヒー廃棄物活用
2025-09-11 14:59:45

コーヒー廃棄物を新たな食材へ!持続可能な未来を目指すプロジェクト始動

コーヒー廃棄物を新たな食材へ!持続可能な未来を目指すプロジェクト始動



静岡県沼津市に本社を置く株式会社ソーイは、ユーエスフーズ株式会社と共に、あだちぐるぐるコーヒープロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、廃棄されるコーヒーグラウンズを再利用し、スイーツや新しい食品として生まれ変わらせる試みが行われています。

プロジェクトの背景


日本では毎年約86万トンものコーヒーかすが廃棄されています。この現状を受け、ユーエスフーズは「来店動機の創出」を掲げ、コーヒー残渣の活用方法を探求していました。そこで出会ったのがソーイの「UP0TECH®」技術。約300年の発酵技術をもとにしたこの新しい方法で、環境負荷の少ない製品を生み出すことを目指します。

UP0TECH®技術について


UP0TECH®は、コーヒーグラウンズを乾燥させずに、ペースト状にしてから発酵させる画期的な技術です。この工程を経て、コーヒーかすは食品やコスメの原料へと変わります。つまり、コーヒーを楽しんだ後もその成分を無駄にすることなく、有意義に活用できるのです。

地域循環型経済の構築


このプロジェクトは、地域資源を循環させることを目的としており、地域のコーヒー店や菓子店で新商品を展開予定です。地域内でコーヒーグラウンズが回収され、これを利用した新たな食品が販売されることで、ローカルなサーキュラーエコノミー(循環型経済)が実現します。本技術実証実験は、数量限定で実施され、内容が成功することで技術ライセンスの展開を目指します。

参加型イベント COFFEE TOWN ADACHI


プロジェクトの一環として行われる体験型のコーヒーイベント【COFFEE TOWN ADACHI】では、コーヒーの栽培から抽出までを楽しみながら学べます。これにより、地域のコミュニティと新しいコーヒー文化がつながる架け橋とされています。

未来を見据えてのチャレンジ


プロジェクトは2025年までに進行予定で、コーヒーグラウンズの提供や商品開発を進めていきます。各協力企業には技術的なサポートが行われ、新たな商品開発が期待されています。さらに、UP0TECH®技術は、食品業界だけではなく、繊維や鉄鋼業界での応用も視野に入れています。

最後に


このプロジェクトは、コーヒー業界の持続可能性向上と地域活性化を同時に目指すものです。ソーイとユーエスフーズの協力によって、未来の食品業界に新しい風を吹き込むこの試みに、私たちの期待が寄せられています。廃棄物を有効活用し、環境を守ることが求められる現代において、コーヒーを通じた革新的な取り組みには大いに注目が必要です。


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