NINZIAが1億円の資金調達を完了し、独自技術で食の自由を広げる

NINZIAが切り開く新しい食の未来

日本のテクノロジー企業、NINZIAが2025年8月に1億円の資金調達を完了しました。この資金調達は、こんにゃく由来の高機能原料とテクスチャ・エンジニアリング技術を活用することにより、研究開発や海外展開を加速させるためのものです。この取り組みは、糖尿病や肥満といった世界規模の健康課題に立ち向かうことを目的としています。

独自の原料と技術

NINZIAは、こんにゃく由来の「グルコマンナン」を主成分とする高機能原料に特化した企業です。医科学的および栄養学的観点から実証されたこの素材は、栄養補助の効果が期待されているだけでなく、食感の改良や食べる楽しみを提供します。しなやかで独特の食感を持つこんにゃくは、我々日本人にとって大変親しみがあり、伝統的な食材としての役割も果たしてきました。

また、NINZIAが採用したテクスチャ・エンジニアリング技術は、特に「カタチ」に着目しています。余計な糖や脂質に依存することなく、自然な素材から新たな食感を生み出すことに成功しました。この革新により、従来の問題を解決するばかりか、食事そのものを楽しむ文化を促進することが期待されています。

世界の健康課題に挑む

最近のデータによると、糖尿病の世界患者数は8億人を超え、多くの国で肥満問題が深刻化しています。食事から得られる「楽しみ」と「健康」を両立させることは、現代社会において緊急の課題となっています。NINZIAはこのニーズに応えるべく、ヘルスケア原料の研究と食感技術の開発を進めています。

特に注目すべきは、NINZIAが掲げる「食の自由」というビジョンです。食事には単なる栄養補給以上の意味があります。人々が心地よく感じ、楽しめるものでなくてはなりません。食事に制限を持つ人々が直面している問題を克服し、すべての人が自由に「食べる」楽しみを持てるよう、NINZIAは活動を進めます。

さらなる展開

この1億円の資金調達によって、NINZIAは北米やシンガポールを含むASEAN市場における商品展開を強化します。今後、開発した商品や技術を世界中に供給することで、食の喜びを多くの人々に届けることを目指します。

NINZIAの代表取締役CEO兼CROの寄玉昌宏氏は、「NINZIAは、蒟蒻を活用したテクスチャエンジニアリングを通じて、食を自由に楽しめる社会を築く」と語っています。この情熱的な取り組みが、さらなる驚きと期待をもたらすことでしょう。