異才の師弟共演!角野隼斗とルイサダが贈る特別なクリスマスリサイタル
音楽ファンの間で注目を集める「リサイタル・シリーズ『VS』」の第10弾が、2025年12月25日に東京芸術劇場で開催されることが決まりました。今回は、若き天才ピアニストの角野隼斗と、名匠ジャン=マルク・ルイサダという異色の師弟が共演します。この特別なコンサートは、期待に胸を膨らませながら多くの音楽ファンが待ち望むイベントとなるでしょう。
リサイタル・シリーズ『VS』とは?
東京芸術劇場で行われるリサイタル・シリーズは、オーケストラの公演だけでなく、室内楽やピアノリサイタルにも最適な豊かな響きを活かした企画です。2021年からスタートしたこのシリーズは、異なる音楽スタイルを持つピアニストが、2台のピアノを通じて新たな音楽空間を創造する試みとなっています。これまでに数々の話題の共演があり、ショパン国際ピアノコンクールで注目を浴びたピアニストが次々と参加し、観客を魅了してきました。
角野隼斗の成長と期待
今回の公演で注目すべきは、角野隼斗です。彼は2018年に東京大学大学院在学中にピティナ特級グランプリを受賞し、2021年のショパン国際ピアノコンクールではセミファイナリストに輝いた実力派ピアニストです。国内外の一流オーケストラと共演し、さらに彼のソロリサイタルは急速に国際的な名声を確立しています。来る2024年には、日本武道館での単独公演が予定され、これにより13,000人という動員記録を狙っています。
彼は、YouTubeチャンネル「Cateen」としても活動し、140万人以上のフォロワーを抱え、その音楽を楽しむ若い世代を中心に広がりを見せています。新たなアルバム『Human Universe』もリリースされ、多くのファンから期待されている存在です。
ジャン=マルク・ルイサダとの師弟共演
このリサイタルはただの共演ではありません。角野が心から共演を願ったのが彼の師であるジャン=マルク・ルイサダです。ルイサダは、パリ音楽院で学び、1985年のショパン国際コンクールでその才能を示した後、世界的な名声を得ています。数々のオーケストラと共演し、重要な音楽祭にも多く出演している彼の指導は、角野にとってかけがえのないものです。
ルイサダが語るように、彼はこのコンサートに向けて「祝祭的で魔法のようなプログラム」を考えているとのこと。ラヴェルやフォーレなどの美しい楽曲を通じて、祝うクリスマスの雰囲気を最大限に表現する予定です。そしてこの特別な機会は、彼自身にとっても感慨深い瞬間となるでしょう。
公演概要とチケット情報
公演は2025年12月25日、東京芸術劇場で19:00から始まります。チケット価格はS席9,000円、A席7,000円、そして高校生以下は1,000円と設定されています。未就学児の入場は不可ですが、高校生以下向けのチケットはメンバーズWEB先着での販売となります。一般販売は8月14日から開始され、早めの購入をお勧めします。
この特別なリサイタルにぜひご注目ください。角野隼斗とジャン=マルク・ルイサダの共演が、どんな音楽の奇跡を生み出すのか、期待に胸が膨らみます。音楽とともに、忘れられないクリスマスのひとときを共有しましょう。