株式会社コンヴァノが業績予想を上方修正、急成長の理由を探る

株式会社コンヴァノが業績予想を上方修正

株式会社コンヴァノ（東京都渋谷区）は、最近開催された取締役会で、2026年3月期の通期業績予想を大幅に上方修正することを発表しました。この決定は、2025年9月に公表された内容からの重要な変更を示しており、特にインベストメント＆アドバイザリー事業の収益が良好であったことが背景にあります。

修正された業績予想

修正後の予想に関して、同社は収益の大幅な増加を見込んでいます。その理由として、9月から10月にかけてのビットコイン（BTC）相場における収益機会が予想以上に拡大したことが大きな要因とされています。特に、市場中立型の運用戦略であるデルタニュートラル戦略を基にしたガンマ・スカルピングやオプション取引を活用することで、収益が拡大しました。

この結果、オプションプレミアムの増加や市場のボラティリティを利用することで、収益が安定化し、インベストメント＆アドバイザリー事業の売上や利益が期初の見込みを大きく上回ると予想されています。この動きは、通期の連結業績全体にプラスの影響を与えることが期待されています。

今後の展望

株式会社コンヴァノは、中期経営計画「補完コード2029」に従い、2027年3月期に対して、売上収益を23,700百万円、営業利益を9,500百万円とすることを目指しています。この計画は順調に進捗しており、国際的な執行体制の強化や、新たに設立した子会社によるBTCオプション取引や自己勘定ディーリングの拡充に向けての取り組みが進んでいます。

さらに、資本循環モデルを推進し、投下資本から収益を創出し、再投資を行うことで、資本効率の向上を図っています。これにより、さらなる収益機会の拡大を目指す姿勢が見られます。

新規事業について

なお、今回発表された業績予想には、いくつかの新規事業に関する要素が含まれていません。これにはAIデータセンター事業、グリーン・ビットコインマイニング、法定通貨連動型ステーブルコインの開発などが含まれます。これらは依然として注目の事業であり、今後の発表に注目です。

株式会社コンヴァノは、ネイルサービスチェーン「FASTNAIL」を展開する企業であり、デジタル・マーケティングやAIシステム開発のノウハウを活かすことで、美容やライフスタイルの領域においても事業を拡大しています。今後は、WEB3インフラ分野への本格的な進出を果たし、日本を代表する次世代プラットフォーマーとしての地位確立を目指しています。

公式コーポレートサイトでは最新情報や事業内容が公開されていますので、ぜひご確認ください。
株式会社コンヴァノ公式サイト