米麹発酵で免疫力UP
2025-10-31 14:29:00

米麹を活用した免疫機能を高める新たな研究成果が発表されました

日本の伝統発酵食品がもたらす新たな可能性



2025年10月2〜3日に開催される第21回日本食品免疫学会学術大会(JAFI2025)において、株式会社オリゼが米麹を用いた新しい研究成果を発表することが決まりました。この研究は、東京科学大学の国際医工共創研究院との共同プロジェクトによるもので、日本の伝統発酵技術を応用して社会課題の解決に寄与することを目指しています。

研究の重要性と背景



最近、発酵食品に含まれるさまざまな成分が、健康に良い影響を及ぼす可能性があることが注目されています。特に、腸内環境の改善や血糖値のコントロールが期待されていますが、米麹はこれらの食品の中でも特に重要な微生物です。味噌や醤油、日本酒、さらには甘酒といった多様な発酵食品に広く利用されています。しかし、米麹に関しては、免疫系への具体的な作用についての科学的な証拠が不足していました。この研究では、米麹甘酒、米麹由来の発酵甘味料、さらには米麹を用いた加工食品であるグラノーラが、免疫機能に与える影響を探ることを目的としています。

研究結果の概要



米麹甘酒、米麹由来の発酵甘味料、そして米麹グラノーラを対象に細胞実験を実施した結果、免疫細胞であるB細胞やT細胞の活性化が確認されました。特に、米麹グラノーラはコントロール群と比較して高い活性を示しましたが、甘酒や米麹発酵甘味料と比べるとやや低い値を示しました。この結果から、原料や加工工程によって免疫細胞の活性化に影響を与える要因があることが考えられます。

この研究は、米麹甘酒や米麹由来の製品が免疫機能に寄与する可能性を示す初の科学的な証拠となっており、今後は分子レベルの作用機序を詳しく解明し、より健康的な製品開発につなげる考えです。

発表の詳細



学会名称:第21回日本食品免疫学会学術大会(JAFI2025)
開催日:2025年10月2日〜3日
発表題目:「米麹由来の甘味料およびその加工食品による免疫機能に関する解析」
発表者:河原あい(東京科学大学)、安達貴弘(東京科学大学)、その他3名

オリゼの甘味料の特徴



オリゼが提供する甘味料は、米麹による発酵で作られており、自然な甘さと健康を両立しています。「フードコスメ ORYZAE」という自社ブランドから、飲食店や製菓メーカーなど、幅広い分野で利用されています。また、古米や規格外の米を使用し、サステナブルな生産方法にも取り組んでいます。

まとめ



株式会社オリゼは、米麹を基盤とした発酵甘味料を通じて、人々の健康や社会課題の解決に挑戦し続けています。今後も、伝統的な発酵技術を駆使した新たな商品の開発や健康増進に貢献する活動を行っていくでしょう。私たちの未来をより良いものにするために、米麹がどのように役立つか、ぜひ注目してみてください。


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