小岩井乳業が進めるデータ基盤再構築とAI活用の未来
小岩井乳業は、AI技術の活用を視野に入れたデータ基盤の再整備に取り組んでいます。このプロジェクトは、業務改善とシステム開発を目的とした「キミノマホロ for kintone」を通じて実施されており、その進捗が注目されています。
デジタル変革の背景
小岩井乳業では、生産性向上と価値創造を目指すデジタル変革を進めています。その中で、2025年に「AI変革推進室」を新設し、AI技術を駆使して「人がやらなくてよい仕事をゼロにする」ことを目標に掲げました。しかし、AI活用を進めるにあたり、2つの主要な課題が浮かび上がりました。ひとつはkintoneのガバナンスが不在であること、もうひとつは部署間での共通言語が欠如していることです。これらの課題を解決し、信頼できるデータ基盤を作ることがプロジェクトの出発点です。
「キミノマホロ for kintone」の採用理由
「キミノマホロ for kintone」は、単なるシステム開発の代わりに、上流工程から小岩井乳業と共に歩むプロセスが特徴です。まず初めに、ガバナンスルールを策定し、小岩井乳業の業務に深く理解を持ちながら、現場の実情に即したアドバイスを行っています。
小岩井乳業は、kintoneの活用について強い意志を持ってプロジェクトに臨み、その意志を尊重しながら、アールスリーはプロとして率直な意見を交換しています。このような対等なパートナーシップが、プロジェクトの成功を支える重要な要素となっているのです。
チームワークによる最適解の追求
週次の定例会では、さまざまな課題を解決しながら必要に応じて社内の知見を結集し、最適な解決策を模索しています。現在は、ガバナンスルールの骨子が固まり、社内ユーザーへの展開と定着フェーズへ移行しています。担当者は、「対等に意見交換をできることが、プロジェクト成功の鍵となっている」と語っています。
今後の展望
今後は、運用に手間がかからず、自動で回る仕組みのもとで、kintone上でのデータが正しく管理される環境を整備していきます。この取り組みにより、部門間でのデータ点在を解消し、AI活用のスタートラインに立つことを目指しています。最終的には、現場のユーザー部門が自ら課題改善に乗り出す、自律的なサイクルの実現を描いています。
キミノマホロの進化
今回のプロジェクトで得た知見は、「キミノマホロ for kintone」の新たなメニューとして体系化され、同様の課題を持つ企業のDX推進にも活用される予定です。アールスリーインスティテュートによるサポートの下、業務改善が進むことで、より多くの企業にもこの成功体験が広がることが期待されます。
小岩井乳業のこの取り組みは、業界全体におけるデジタル変革の一端を担う存在となることでしょう。今後の進展から目が離せません。